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自分で製作した動画と興味を引いた他の動画を紹介します。記事は、注目した要約、主観的見解や個人的仮説を書くことがあります。

元津軽森林鉄道機関士 藤田健市さん講演

2021-06-28 20:05:06 | 地域文化

この動画は、令和元年度(2019年) 6月29日 青森市の沖館市民センターで行われた地域力アップ講座から、個人的に了解を得て講演を録画したものです。講師は、元青森運輸営林署で津軽森林鉄道機関士をされた藤田健市さんです。藤田さんは昭和10年(1935年)生まれで営林署就職当時の体験談や思い出、戦時中の周辺地域のお話も収録されています。 

講演はフォーマルな津軽弁ですが、盛り込まれた会話によって、砕けた話し方や家族間で話していた津軽弁も出てきます。分かりにくい津軽弁の単語は、簡単な意味を左上に示しました。この動画での津軽弁の訳は正確でない所があります。全部共通語にすると、うまく伝わらないので私訳であります。話題に応じて、内容を示す字幕も表示しました。以下はその字幕内容です。画像より音声優先で収録しました。

動画は予期せず削除、または差し替えして別なURLへ再投稿することがあります。動画の相当部分で画像と音声が正確に合っていません。お許し下さい。(撮影編集伊東基成)
 

以下のテキストは動画に挿入した字幕内容、注釈です。

 

講演名 青森市沖館周辺地域の今昔 

講師 元津軽森林鉄道機関士 藤田健市 さん 


講師 元青森運輸営林署 津軽森林鉄道機関士
   藤田 健市 さん  

運輸営林署で働くことになったきっかけ 
入署当時の思い出 
蟹田貯木場でのこと 
早朝、木炭車の準備 

夜、蟹田の寮で 
終列車で母に会いに青森まで 
別れ際、母の一言 
津軽線の最終列車 ホームにかかる歌 

蟹田寮に帰ってもすぐには休めない 

3年後 木炭車からディーゼル機関車に変わる 

盛岡で大型免許を取り、トラックで材木輸送 
小泊に転勤。市浦・青森への輸送説明 
中里薄市での貯木場があった 
ひば丸太

苦しかったときの母の一言 

盛岡で大型免許を取った時のこと 


機関士で苦労したが、今思うこと 

運輸営林署について 
入署時の営林署職員数 
今の、地域の子供達に伝えるべき事 
地域の写真展を開催すること 

沖小校長 須藤先生との出会い 
機関士の仕事と戦争体験を小学生に話聞せてほしい 
体験談を聞いた子供達は 

中学で修学旅行に行けたこと

(おなごのかろく:かろくとは家禄の意味だが、津軽弁で就労先に住み込みで働かせてもらい収入を得ること)


最後に私が思うこと 

トラックに乗って3県の営林署 全営業所を1人で廻ったこと 
家内のこと 
営林署があったからこその地域生活 
1日にこよん職業安定所のこと

(にこよん:100円硬貨2枚と10円硬貨4枚のこと。当時の公共職業安定所が行った失業対策。日雇い労働者に支払われた1日分の賃金として現金の硬貨で支給されていたためこの呼び方がついた。)


親の背中を見て育つということ 

病弱な父が買ってくれたトランジスタ・ラジオ 
そのラジオを借りて隣の屯所で空襲警報を聞いていた 

葛屋根(くずやね)-草葺きの屋根の住宅 
新田の簡易水道・戦時中の生活 
新井田川 

<木炭車エンジンにつて>
蒸気機関車は石炭等の燃料を燃焼させて、釜の水を沸騰させて、その蒸気エネルギーから動力を得るものです。
一方、木炭車には直接動力を得るためのボイラーはありません。(ボイラーは付いていても、蒸気機関ではありません)
木炭車ではない通常の燃焼だと、炭を燃やせば灰と二酸化炭素と水蒸気が発生して燃焼してしまいます。しかし供給する酸素を制限すると、不完全燃焼した一酸化炭素が発生します。この一酸化炭素ガスには、再び酸素を供給して加熱、圧力を加え燃焼させれば、熱膨張できるエネルギーが残っています。このガスをエンジンに供給して、ガソリンエンジンのように爆発させて、機械動力として取り出すのが木炭車です。当時は機関車だけでなく、道路を走行する自動車も木炭ガス発生装置を取り付けて、ガソリンの代替え燃料として使用していました。

Memories of my mother and Forestry job


生命論的世界観で社会を見る 中村桂子・JT生命誌研究館名誉館長 2021.6.17

2021-06-27 16:08:51 | 科学

生命論的世界観で社会を見る 中村桂子・JT生命誌研究館名誉館長 2021.6.17

「生命誌」を提唱した中村桂子氏の講演

ゲノムを基本に人間を含む様々な生きものの関係や歴史を読み解くための学問「生命誌」を提唱した中村桂子・JT生命誌研究館名誉館長が登壇し、生命科学の観点から新型コロナウイルス後の社会や今後の生き方について話した。
司会 坪井ゆづる 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)

◙この動画は要約よりは長い記事になっています。
個人的に注目した部分の書き起こしです。口述から分かりやすくするため改変した文章があり、個人的解釈のため間違っている可能性があります。

◆ウイルスは死の受容と同じように社会的受容を必要としながら収束することを願う。
科学は国境なく進んでいくものとの認識だったが、今回のコロナでは様々な問題が生じ、ワクチン開発についても、あまり日本が活躍できなかった。1970年代の組み替えDNA研究では、各国が国際協力して進めていた。しかし今回のコロナでは、政治、国、企業の問題、特許についても問題がある。(ブログ筆者私感ー利害対立のなかで科学は国際協力をして進められなくなっている)

◆「生命科学」はLifescienceと訳されるが、本来は別な意味である。
日本で生命科学という言葉が誕生したのは1970年代である。それまでは人間は人類学であり、生物として扱うことはなかった。しかしDNAを使えば人間を生物として研究できるようになったことから、これを生命科学と命名し科学が人間を研究できるようになった。
同じ年のアメリカでは「がんとの戦い」プロジェクトが始まった。これは生物学と医学を合わせた(biomedicin)の分野を Lifescience となづけた。生物学と医学を科学的に研究して生命倫理まで深めた。
当初日本では生命科学は生物を主体にして研究が進んだが、現在日本での「生命科学」と呼ばれる分野はLifescienceの分野になっている。本来の日本型生命科学研究者は極めて少ない。

◆私達は科学技術で利益を生み出し、生活は便利になっていく。しかし人間は自然の中にあっての生き物である。この金融資本主義に支えられた科学技術が進むと、自然そのものと、人間の身体と心(時間、関係性)内なる自然が破壊されていく。原発についても未解決のままだ。一方、東日本大震災に見るような自然の脅威によっては、金融資本、科学技術を含む人の生活が破壊される。コロナも自然の脅威である。

◆17世紀に考え出された「機械論的世界観」だけで21世紀を考えていってもいいのだろうか。人間を自然の一部として考えることは重要だ。

◆地球上の生物で分かっているのは180万種類のみで、おそらく数千万の生物が存在するし、生物の多様性がある。これらの生き物は全て細胞とDNAを持っており、祖先細胞はただ一つの細胞から枝分かれしたことは明らかになってきた。この生き物の全体像を調べることは大変重要であり、全ての生物は38億年がなければ存在しない。これらに下等生物、高等生物の別はなく、あらゆる生き物が38億年の歳月を費やしている。
◆さらに言えば、人間は生物の頂点ではない。「地球に優しく」というのは不遜な言い方だと思う。人間も多様なの生物の中で、他種生物との距離を保ってお互いの関係を整えていく中で、人間も人間らしく生きる視点を持って生きていくのが本当のホモ・サピエンスだと思う。

◆私-利己ではなく私達-利他の意識を持つこと。ひとりの私から家族、日本、人類、生物、宇宙へと私達は広がっている。私は私達の中にある。個々の生き物は生存のために戦うが、東日本大震災やコロナなど思いがけない自然災害に立ち向かうとき、「私達」の意識を持たないと生き物の世界で生きていけない。また内なる私の中にも無数の細菌が生息している。そういう微生物がいないと私ではない。最近でバクテリア(細菌)だけが私達を支えているだけでなくウイルスも常に体内に存在していることが分かった。バクテリア(常在細菌)は数兆個だが、ウイルスは380兆個いるという研究もある。それが私達である。
◆私は両親からもらったDNAを持っていると認識してきたが、自身に生息するバクテリアやウイルスもDNAを持っている。人の遺伝子は2万から2万5千個だが、微生物の遺伝子合計のは約150倍も存在している。これらの遺伝子を含む総体が私達である。この仕組みを、生き物の世界で生きる私達はコロナを知ることによって分かってきた。

◆従来の「機械論的世界観」では、利便性を目的として構造・機能を考え、生産は均一で効率的に追求され進歩してきた。対して生き物の世界では「継続性」が最も重要で得意だ。なにせ38億年続けてきたからだ。これは効率より過程が必要で、歴史と様々な関係性を保ちながら多様性を持って進化する。

◆生命論的世界観を持った上で機械を使っていくことの重要性
◇哲学者の大森荘蔵さん「知の創造とその呪縛」より
「世界観」とは日常的なこと
元来世界観というものは単なる学問的認識ではない。
学問的認識を含んでの全生活的なものである。
自然をどう見るかにとどまらず、人間生活をどうみるか、
そしてどう生活し行動するかを含むワンセットになっているものである。
そこには、宗教、道徳、政治、商売、性、教育、司法、儀式、習慣、スポーツと
人間生活のあらゆる面が含まれている。

◆生命論的世界観から見て、違和感、問題を感じる言葉
・「ポスト・コロナ」コロナとの戦いに打ち勝って、コロナのない生活をイメージした言葉だと思われるが、ウイルスのような他の生き物と共有しているものは、これからも存在し続ける前提の賢さを持って生きる必要がある。
・「SDGs」(sustainable development goals)ここで使われているdevelopmentという言葉は、本来内発的に発生したとう意味である。中にある素から生まれる何か。そこにある土地、文化から内発的に生まれる自然の能力、そういうものを「展開」させていくことが本当のdevelopmentである。今普通に使われる意味での「開発」では、一律に効率的に行う機械論的な開発の意味として使われる。本来の意味でdevelopmentを使うべきだと思う。また、進化はevolutionと訳されるが、evolution、development、ともに内発的なものを多様性を持って展開する意味を持っている。これが生き物の持っている概念である。sustainable developmentを本来の意味でいってほしい。(ブログ筆者私感ー通常使われるSDGsでは継続性を考えたとしても、一律な開発の意味で使われているのは問題だ)
・「グローバル(社会)」地球的という意味で、本当はその地球の中それぞれの地域に特徴があり、それぞれの多様性を持って、皆が上手に生きていくことで結果として一体化していく意味だが、現代のグローバル化とは、ある価値観で一律に均一化して進める意味で使っている。
・「脱炭素」実は、人間も含めて生き物はすべて炭素化合物であり違和感がある。人工光合成の研究もなされているが、実用的レベルではない。植物はこの光合成をいとも簡単にやってのける。CO₂低減だけに注目して脱炭素を叫ぶのではなく、生物界のなかで炭素の上手な循環を考えるべきだ。38億年前おそらく海の中から最初の生物が生まれ、その後まもなくして光合成をする藍藻シアノ・バクテリアが生まれた。こんなことは人には出来ない。しかも38億年永永と、他の生物を支えてきた。
◆たとえば樹木を考えたときに光合成をしてくれる重要な場所だ。地球上には大規模な森、中米から南米、アジア、アフリカには大きなグリーンベルトあり、地球を支え得ている。熱帯林のなかには「鍵の木」(キープラント)と呼ばれる木がある。その木には一年中実がなっている。そこには虫も、動物も、他の植物も果物が成っている。例えばマレーシアの熱帯雨林では野性のイチジクに必ず、小さな蜂が入っている。その名もイチジク小蜂だ。イチジクに生息する2mm程度の蜂だが、実の中は外から囲まれていて蜂の子を育てるのには大変具合の良い場所だ。成虫はここに卵を産み付ける。卵から生まれた小蜂がオスならば、生まれてからイチジクの実の皮に穴を開けて死んでしまう。生まれたメス小蜂は雄が開けた穴から外に出て移動するのだ。生物学を学んでいるとオスはかわいそうな運命を辿ることが多い。イチジクの実は、実のようにみえるが花だ。イチジクからメスが離れるとき花粉をつけて移動する。
◇山火事があって最初に生えてくるキープラントはイチジクだ。なぜならどこにでも実が落ちているからだ。この木があってこその豊かな森になる。その木にはいつも小さな蜂のおかげで実がなっている。人間が2万本植樹するのは大変なことだが、何百億本の樹木を支えているのは、この小さな蜂だともいえる。

◆地球上の多様な数千万種の内、昆虫が70%位を占めており、その次が植物だ。昆虫と植物により地球の基本が作られている。人間が手を下さなくても地球の基本は作られている。それをベースにしてその中で私達は人間らしいものを作っていくべきだ。

◆「工学」は論理に基づきコントロール可能で、不確定要素があるとすれば統計と確率に支配され、予測可能である。しかし「生物」の世界ではそもそも、ブリコラージュ(つぎはぎ)の偶有性で成り立っている。「想定外」が常である。これが有る意味で生物学の面白さであると思う。

◆私達の社会も少しこのような余裕を持ちながら、単に新しい物の競走ではなくて、続いてきたものの面白さを殺さず、コロナと予測不能な世界と付き合うことになった機会を活かして、改めて考えてみてほしい。

◆機械論が描く未来社会は、生物工学(合成生物工学)、サイボーグ工学、非有機生物工学によって世の中を変えていく世界である。わたしはこれを強く望まない。未来に渡っても有機炭素化合物の面白さは活かしていきたい。

追記 生物の面白さを示す興味深い例 
◆タコの研究
タコのゲノム(細胞のDNA情)を調べたところ、他の魚類と比べて遙かに大きく人に近いことがわかった。他の無脊椎動物の2倍以上なので、何らかの原因で2倍に増えたのではないかと思われていたが、そうではなかった。人間は30億、タコは27億のゲノムを持っている。特別な能力があるわけではないが、何かの可能性はあるかもしれない。

◇タコの遺伝子は、どのような遺伝子を持っているのか調べたところ、タコしか持っていない遺伝子が発見された。そのゲノムの中にはどんな機能を持ったタイプがあるかを更に調べたところ中枢神経系すなわち脳に関係するゲノムが多数あった。脳にしかない脳で働いている特殊な遺伝子があるが、人間には58個に対してタコは168個持っていることが分かった。タコの方が賢いとかそういう意味ではないが、このゲノムが何に機能しているのか非常に興味深い。
(ブログ筆者紹介図書ーキャサリン・ハーモン・カレッジ著 高瀬素子訳 「タコの才能」太田出版)


◆コロナと生きねばならなくなった体験を活かして、いつでも競走だけでなく、私達、生き物たちの広がりの中で生きる選択を考えてみるべきではないだろうか。

質疑応答省略


Brinicle, (ブライニクル)氷管つらら

2021-06-26 10:45:24 | 科学

柴田淳さんの曲で、2018年発売のタイトル「ブライニクル」というアルバムがありました。アルバムの名前を見てその意味が気になりました。カタカナ表記だけでスペルが出ていなかったので、不思議に思えたのです。スペルを適当に入れて検索をかけたら面白い動画がヒットしました。

ブログのタイトルでBrinicle「氷管つらら」と書きましたが、これは私が勝手につけた日本名で英語の直訳は見当たりません。ブライニクルとそのまま表記しているようです。通称「死のつらら」と呼ばれていますが、つららと形成がにているものの、普通のつららは中心から成長して空洞にはならないので死のつららと呼ぶには抵抗があります。

Wikipediaでブライニクルと検索すると詳しい解説が出ます。生成過程を簡単に説明すると、ある条件下の極海の海中で、周囲の海水より塩分濃度が高くより低温の漏斗状下降水流が発生したとする。周囲の海水は塩分濃度が低いので漏斗状下降水流に触れた部分が円筒状に氷結しはじめる。氷結は下側に成長しやがて海底に達した後も低温下降水流の拡散によって氷結部分が成長し続ける。塩分濃度が低いために凍結した海水は、俊敏に移動できないヒトデなどを覆うとヒトデも一緒に凍ってしまい、呼吸できずに死に至ります。
(極寒の海水中ではありますが、実際には水の氷結温度付近の現象であり、海水の塩分濃度は極端に高くはありません。気温がマイナス数十度であっても海水は-1℃ ~ -2℃で液体のままです。しかし気温は低いため氷山、氷上はより低温になっていると推測されます。)

以下2011年BBCが撮影に成功したブライニクルの動画です。

Brinicle, Underwater Icicle "Finger of Death"


日本のコロナ政策迷走の原因 2021.6.23 日本外国特派員協会主催 上昌広氏

2021-06-25 22:56:02 | 政治

内科医 医学博士 上昌広氏
コロナ政策迷走の原因
日本の医療行政の問題を提起

◆コロナ発生当初より、厚生労働省の医系技官は総理大臣を含む有力な大臣に正しい助言をしてこなかった責任は重大である。
◆日本ではワクチンが行き渡っていない。この状況でオリンピックを開催できるかどうかを判断するのは医師を含む科学者であるべきだが、日本の医療行政を担う科学者はその役目を果たしていない。既に分かっている危険因子・リスク予想を無視している。

◆コロナ感染を避ける最も有効なのは換気だが、夏の気温は高い。冷房をかけながら効果的な換気は困難である。現在出来うる方法としては、室内のCO₂濃度を測定して換気状態を把握し、空気が滞留しないように対策をとる方法がある。(室内の人間の呼気によるCO₂濃度を測定する。過密状態なら濃度が上がる。二酸化炭素センサーは比較的簡単に入手可能)

 

◆質疑応答の部分から私が注目した発言

質問者:サンデーガーディアン
ワクチン・治療薬が日本で進まない原因につての回答から
抜粋1.公衆衛生は社会のためであるべきだが、今回の日本の公衆衛生は、厚生労働省のごく一握りの官僚のためだったようにうつる。(厚生労働省とその監督官庁が業務遂行に差し支えが出ないように誘導した)
抜粋2.東京オリンピックに参加する多くの発展途上国のアスリートとスタッフはワクチンが行き届かない国もある。それらの参加者にどう対応するのか検討がなされていない。

質問者:ロイター通信
ここ数週間で、分科会尾身会長の発言は、開催に否定的な内容に変化している。
1.発言が否定的になった理由はなぜか。
2.尾身会長の“観客を入れない”内容の提言に対して、政府はなぜ無視した運用の決定をするのか。

回答から抜粋
日本のコロナ対策は、感染症法と検疫法、特措法に基づいて執行されている。
感染症法と検疫法→厚生労働省
特措法(特別措置法)主に経済対策→内閣府

◎日本の官僚機構で注目すべき問題点
厚生労働省の幹部である事務次官、局長クラスは総理大臣が指導・監督できるが、課長以下の人事権を総理大臣は持たない。総理大臣の在任期間が短くなると省庁の課長クラス以下の官僚は
「総理のことを聞かなくても自分のキャリアに影響しない。どうせいなくなっちゃうんだから」と考えるようになる。(結果として、総理が考えた行政方針に抵抗を示し政策が執行できない)

抜粋 どうやら東京オリンピック開催後、コロナ感染爆発になる兆候が濃厚になってきたので、(現実に感染爆発が起こった場合の)責任を回避するコメントが多くなってきた。
 
上昌広医師:専門は血液・腫瘍内科学、真菌感染症学、​メディカルネットワーク論、医療ガバナンス論。特定非営利活動法人医療ガバナンス ..

 

 

2021.6.23 日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見~日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚がすべて決めている!