高槻市の小学生は、耐寒遠足で登るのがポンポン山ではないでしょうか。
【ポンポン山(加茂勢山)】
京都府京都市西京区と大阪府高槻市の境界に位置する標高678.7mの山で、西京区及び高槻市の最高峰である。頂上に近づくにつれて足音がポンポンとひびくことから通称ポンポン山と呼ばれている。地下に鍾乳洞があり音が響いている、あるいは山の地層の一部に空洞があるのでは、など諸説ある。
山の師匠に誘われてポンポン山の北側にあるフクジュソウを見に行くこととなった。
さすがにピークは過ぎているのだが。
本山寺駐車場まで車でいき、そこから登山開始。
本山寺でお参りをしてから登山開始!
途中、以前見つけた「コハイヒモゴケ」を確認しに行く。
京都では準絶滅危惧種だが、大阪ではレッドデーターブックには載ってないんだなあ。
でも、下垂系のコケは環境の変化を受けやすく、減少傾向にあるとコケの先生が言っていた。2年前の台風被害が大きいこの地域は、倒木が増え地滑りもあり、土壌の乾燥化がますます進むだろう。
今後、環境の変化を受けやすいコケたちは生き残っていけるのかが心配。
【コハイヒモゴケ】
コケ植物ハイヒモゴケ科の1種。低山地の林の中の樹幹や岩上から垂れ下がって生え、長さ15センチメートル内外になり、黄緑色ないし淡緑色。葉は重なり合ってつき、枝や茎が紐(ひも)状にみえる。葉は舌形で、先は急にとがり、中央脈は弱い。モツボレサガリゴケともいうが、枝が絡まり合って生えている状態からつけられたものである。東北地方南部から九州にかけて分布し、中国や台湾にもみられる。[井上 浩]
途中見つけたキノコ
ミヤマウズラ
ポンポン山山頂
山頂で昼ご飯。そこから出灰方面におりてフクジュソウの谷へ行く。
フクジュソウの谷
ボランティアの方によると
今年は2月24日頃が花の最盛期だったとのこと。でもところどころに残ってました!
この谷はボランティアさんが下草などを刈り込んでおり、土壌も安定している。
上部の水源地帯から管理されており、素晴らしく守られている。キンポウゲ科は毒があるので鹿は食べないが環境は人が手をかけないと守れないんだなあ。
一度人間が手を入れると、そのままでは消えてしまい、手を入れ続けないと草原様の土壌は維持出来ないのだろう。
消えゆくもの、残されるもの。
命に優劣はないけど、不思議な命のやり取り
色々考えさせらえたポンポン山登山であった。
実家に帰ると、猫がお出迎え。御年16年目の老猫。大切にしてあげないと。。
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