「暴れん坊将軍」、恋愛と人生訓だった。呉服商の主人・おれん(山本みどり)は養女ながら、グレて家を出た弟に変わって店を継ぎ、大きくした。実はその裏には幕府で入れ札などの取引を扱う役人に賄賂を渡し、有利な情報を得ていたのだ。それを薄々感じた大岡忠助(横内正)に御白州に呼ばれたが、「商いは勝負です。命を懸けてやっています」と堂々と申し立てる。
忠助は、あまりに理路整然とした答弁に、ウラに幕府の人間がいて入れ知恵しているることを確信し、吉宗に相談。御庭番(密偵)がすぐに突き止める。
吉宗は、証拠がなかったのか放免されたおりんに徳田新之助として接近し、おりんから「私は女を捨てて商いをしてきました。そろそろ女に戻りたい」とホンネを打ち明けられる。
そして、悪一味に狙われたところを吉宗に助けられると、その胸に飛び込む。いつの間にか、惚れていた。
その後、弟は賭博のもめごとで殺され、おれんが商家の主人を続けるしかなくなった。デートで、吉宗は「自分の人生を見失うな。オレはいつもそうしている」と話す。
おれんは、お店を続けることを決意する。吉宗は相場操作していた悪者を成敗。
江戸城に、ほかの呉服商とともに拝謁に来たおれんは初めて新之助が吉宗だったと知って驚く。吉宗はおれんが「自分の人生を見失いません」と心の中でつぶやいたのを聞いた。
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