先週末と、もう昔の話になったが、日米韓首脳会談がアメリカで行われた。何でも画期的らしい。中国が強硬姿勢をますます強めること、日韓の仲が悪いことにバイデンが危機感を持ったための開催となったとされている。
結果、定期的な合同演習の実施、危機の際は互いに協議すること、北朝鮮に関するリアルタイムのデータを共有すること、日米韓首脳会談を毎年開催することなどで「合意」したという。
この「合意」という言葉は久しぶりに聞いた気がする。安倍の時代くらいからか、日米間含め、いろいろな国と首脳会談しても、終わりの会見では「確認した」「一致した」「共有した」という原稿を読むようになっていた。つまり、何も決められなかったってことを糊塗していたのだ。今回は「合意」を使っている。それなりの意味があるのだろう。
ついでだが、日本政府が国際関係上都合が悪いことが起こったときに使う「遺憾」「抗議」「注視」という言葉もおなじみだ。こちらはいつも下を向いて原稿を読んで会見する官房長官が発することが多いが、何か言っているようで、何も伝えていない。
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