さあ、たいへんだ。吉宗の故郷・紀州藩の家宝ともいえる香炉が藩の上屋敷から盗まれてしまったのだ。しかし、族は間抜けなのか、荷車で野菜を運んでいた3人きょうだいにぶつかり、香炉を川に落としてしまうのだ。すったもんだの末、長姉が川で見つけるのだが、どうしていいかわからない。そんなころ、徘徊していた吉宗に知り合う。
娘が描いた絵を見てすぐに由緒ある香炉と気付いた吉宗だが、娘から返してもらう前にまた悪党の手に渡ってしまう。
吉宗は冷静に捜査を続けるとともに、生活に苦しむ3兄弟を助けていく。一連の事件は紀州藩を乗っ取ろうとする下級藩士が悪徳商人と組んで、香炉紛失で今の藩主を切腹に追い込こもうして企んでいたたことによる。もちろん、即、成敗。
故郷の一大事なのに「暴れん坊将軍」ぶりは出さずに淡々と片付け、きょうだいたちを思いやる吉宗の落ち着きが目立った。
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