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真夜中に電話の音。発信者はアナタだった。私はドキドキしながら通話ボタンを押す。アナタは何気ない感じでドライブに誘ってくれた。純粋に嬉しかった。はしゃいでる私を馬鹿にするような態度。でも、近くに居られるならそれでよかった。初めて二人っきりのデート。不思議なくらい嬉しくて、ずっとそこに居たかった。アナタの気持ちを聞くまでは。
少し走って、ファミレスに入る。苦手なコーヒーにお砂糖を入れるアナタ。すごく愛しい。とりとめのない世間話。それぞれの近状。そして、仕事の愚痴。仕事に不安を感じてるアナタと、定職のない私。少しだけ傍にいることで癒してあげられるかと思った。馬鹿な私。
それ以上近づいちゃダメだったのに。
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