一体、此処は何処なんだ!?
田んぼの真ん中で不安に叫ぶ。
方角だけで市街地を目指すとこうなる。
結局、人為的に造られた道だからクネクネ。
まっすぐ行きたいのに曲がっている。
右に曲がりたいのに直進とか。
田んぼのど真ん中をキックボードで疾走。
そりゃ、家族総出で稲を収穫している
農家の方々が振り返って凝視するわ。
「あれは何だ?どこのどいつなんだ?!」って。
自分が云わば妖怪扱い。嗚呼、視線が痛ひ…。
そんなこんなで駅前までなんとか帰ってくる。
基本、旅先の計画は風任せや適当なんだが
今まで一番ある意味刺激的だったような。
都会ではなかなか味わえない事がありまくり。
まあ、一つ挙げるとすれば…
まさかキックボードで牛の糞を轢くとは思わなかった。
奴は道端で乾燥して待っているんだよ。
そして思いのほかにガチガチに硬くなってて…
まるでジャンプ台のように思いっきり跳ねた、自分!!
日本、いや世界で初めてだと思う。自分の知っている限りでは。
牛の糞をジャンプ台としてキックボードでジャンプした人間(笑)。
…というか、キックボードで峠道を走るものではない。
やっぱり市街地用だと己の身をもって体感。
で、駅前の観光所にある此の喫茶店兼食堂で食事。
考えてみれば朝から何も食べていない。
何か河童をもじったメニューがチラホラあるが
今回は黙って御当地の郷土料理を食べたい!!
それなので『ひっつみ汁』をオーダー!!
早い話、鶏出汁のスイトンであります。
いやはや疲れた体には優しいんだな、コレが。
…しかし、此の店の店長らしき人物が気になる。
常に河童の着ぐるみを着て接客をしているのだ。
とりあえず流した。個人的に見なかった事にした。
こういう感じの人間を近所の浅草や秋葉原で
見慣れてるせいかサラッと流してしまった(笑)。
…いやいや、触れてあげないと駄目だよな。多分。
相当な人見知りで限りなくコミュ障の自分が
壁に貼ってあったカッパ語で帰り際にご挨拶(?)。
カッパそうさま!!(ご馳走様!!)
思わずの展開に店長は満面の笑みでお見送り。
遠野市民総河童計画か…頑張れ(棒読み)。
遅い昼食を済ました自分は一路、宿泊するホテルへ。
…あ、其の店長を撮り忘れたので
表に貼ってある写真でも。コレ↓
ホテルで一息ついた後は直ぐに夕食(展開早い)。
遠野の名物料理と云えばジンギスカン!!
運よく近場にあったので意を決して突入。
いやはや美味しい美味しい♪
こんなに美味しくてお値段がリーズナブル。
もう庶民の味方ですな。
一人で食事してた自分に対し、奥の座敷には団体客。
酒が入っているから声も大きくなっている。
どうやら大阪の人達らしい。
大阪弁でタコ焼がどうのこうの、あーだこーだ。
遠野ではない何処かに居るのではないかと混乱に陥る。
落ち着け、自分。此処は遠野だ、東北だ。
間違っても西日本ではない、落ち着け(笑)。
気を取り直して部屋で晩酌(まだ食べるのかよっ)。
近所のスーパーで刺身を購入。
おい、此の量で480円かよっ。
港が近いと良いもんだ。新鮮なのに破格の値段。
美味い美味いと舌鼓。
そして胃袋に東北の日本酒をたらふく流し込み就寝。
ご馳走様&お休みなさい。
~初日終了~
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