ス地方では軍の簡易医療テントを設置し、昨日から治療が開始されました。まだ余裕
のある他の地方へ電車や船での患者移動もしています。一人でも多くの人に治療のチ
ャンスを与えるために。
Reanimationと呼ばれる重態の段階になると、呼吸アシスト設備、心拍数の管理等、
高価な医療設備が必要になります。そしてその状態になると、向こう3週間はそのベ
ッドは空かない、ということです。
死去の場合のみ、三週間以内にベッドが空くということです。現在526というアルザ
ス地方の重篤患者数は、来週も再来週も500前後だ、ということです。アルザスの重
篤患者受け入れキャパシティは450と言われていました。
すでにオーバーしているのです。
軍の簡易テントのおかげと、その他プライベートクリニックなどの協力でそれが900
になったというのが昨日のニュースです。
ロックダウン処置をする理由は、これをなんとしてでも避けないといけないからです。
なんとしてでもその波が来るのを遅くし、ベッド数を増やす処理をすること(例:軍の
簡易施設)、波を小さくするためにとにかく感染者を減らすこと。
私やあなたが感染するのを防ぐのではなくて、私やあなたみたいな、かかってもおそ
らく死なないだろうが、そこらじゅうにウイルスを撒いてしまう人を減らすことなの
です。
戦争なのです。
ついこの前までカーニバルで盛り上がっていたイタリアは、今や誰を見捨てるか誰を
助けるかの瞬間を生きています。イタリアは、色々非難されていますが、2月の時点
で、入国者全員の熱を測っていました。カスタムには長蛇の列ができていましたが、
一人一人全員の熱を測りました。
日本もフランスも、その処置はしていなかったと記憶しています。
フランスはまだピークに達していません。まだまだフランス人もまさかイタリアみた
いにはならない、ウチは大丈夫と思っています。
日本の皆さん、本当にお気をつけて。深刻さが伝わると幸いです。
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