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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

メッセージ⑤

フランスもそのイタリアの惨状レベルに一歩足を入れた状態になっています。アルザ
ス地方では軍の簡易医療テントを設置し、昨日から治療が開始されました。まだ余裕
のある他の地方へ電車や船での患者移動もしています。一人でも多くの人に治療のチ
ャンスを与えるために。

Reanimationと呼ばれる重態の段階になると、呼吸アシスト設備、心拍数の管理等、
高価な医療設備が必要になります。そしてその状態になると、向こう3週間はそのベ
ッドは空かない、ということです。
死去の場合のみ、三週間以内にベッドが空くということです。現在526というアルザ
ス地方の重篤患者数は、来週も再来週も500前後だ、ということです。アルザスの重
篤患者受け入れキャパシティは450と言われていました。

すでにオーバーしているのです。

軍の簡易テントのおかげと、その他プライベートクリニックなどの協力でそれが900
になったというのが昨日のニュースです。

ロックダウン処置をする理由は、これをなんとしてでも避けないといけないからです。
なんとしてでもその波が来るのを遅くし、ベッド数を増やす処理をすること(例:軍の
簡易施設)、波を小さくするためにとにかく感染者を減らすこと。

私やあなたが感染するのを防ぐのではなくて、私やあなたみたいな、かかってもおそ
らく死なないだろうが、そこらじゅうにウイルスを撒いてしまう人を減らすことなの
です。

戦争なのです。
 
ついこの前までカーニバルで盛り上がっていたイタリアは、今や誰を見捨てるか誰を
助けるかの瞬間を生きています。イタリアは、色々非難されていますが、2月の時点
で、入国者全員の熱を測っていました。カスタムには長蛇の列ができていましたが、
一人一人全員の熱を測りました。
 
日本もフランスも、その処置はしていなかったと記憶しています。

フランスはまだピークに達していません。まだまだフランス人もまさかイタリアみた
いにはならない、ウチは大丈夫と思っています。

日本の皆さん、本当にお気をつけて。深刻さが伝わると幸いです。
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