めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

メッセージ①

ブラインド囲碁サークル(BIC)の方からメールを頂きました。

一国のリーダーが国民一人一人に語りかけています。
僭越ながら紹介させていただきます。
長文の為3回に区切ってあります。
(gooは3000文字以上はダメ)

我が国の首相は何を言っても
信無くんば立たず」です。


メール文
『世界規模の目に見えない敵との闘い、今まで平穏に過ごしていたことのありがたさ
を身に染みています。ブラインド囲碁サークルの皆様、関係者の皆様、この困難をチ
ャンスに変えていこうではありませんか?

 視覚障害者にとって、行列に並ぶことは苦手なことの一つです。ですので、そうな
る前に、私は食料や飲み物を余分に買いだめしてしまいました。そのような時に、B
ICのメンバーから、友人からの情報としていただきました。ドイツのメルケル首相
の冷静な演説です。長文ですが、熟読をお勧めします。いささか心苦しくもなりまし
た。』



メルケル首相演説文 3/18

親愛なるドイツ国民の皆さん!
現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。日常生活、公的生活、
社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展していま
す。

何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。劇
場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会
っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。このような状況に置かれれば、
誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。

このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出し
たことをお話ししたいと思います。 オープンな民主主義国家でありますから、私た
ちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。決定の
理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。

すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題
は達成される、私はそう確信しています。 ですから、申し上げます。事態は深刻で
す。どうかこの状況を理解してください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界
大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。
連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を
出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としている
のか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。

伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパ
ート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。世界中
が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されてい
ません。 発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。それは私たちの
行動に関わってきます。つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月も
の間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。もちろん
、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。

ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多
くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上
の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、
彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニ
ティで生活しているのです。 まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院な
どで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この
感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のために
そこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝しま
す。

さて、ドイツでのウィルス感染拡大を遅らせるために何をするべきか。そのために極
めて重要なのは、私たちは公的な生活を中止することなのです。もちろん、理性と将
来を見据えた判断を持って国家が機能し続けるよう、供給は引き続き確保され、可能
な限り多くの経済活動が維持できるようにします。

しかし、人々を危険にさらしかねない全てのこと、個人的のみならず、社会全体を害
するであろうことを今、制限する必要があります。私たちは出来る限り、感染のリス
クを回避しなければなりません。

すでに現在、大変な制限を強いられていることは承知しています。イベントは無くな
り、見本市、コンサートは中止、学校も大学も保育施設も閉鎖、公園で遊ぶことさえ
出来ません。州と国の合意によるこれらの閉鎖は厳しいものであり、私たちの生活と
民主的な自己理解を阻むことも承知しています。こういった制限は、この国にはこれ
まであり得ないことでした。 旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人
間にとって(注※メルケル首相は東独出身)、そのような制限は絶対に必要な場合にのみ正当化されます。

民主主義国家においては、そういった制限は簡単に行われるべきではなく、一時的なものでなくてはなりません。今現在、人命を救うため、これは避けられないことなのです。 そのため、今週初めから国境管理を一層強化し、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限を施行しています。

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