『悪い奴ほどよく眠る』（1960年）

何と救いのない映画か。巨悪の前に一人の正義は揉み消され。西村、志村、釜足三氏がええ仕事してる(笑)

『醜聞（スキャンダル）』（1950年）

題名の印象と違う、温かな人間ドラマに仕上がった作品。初登場インパクト大の志村ダメ弁護士が胸に染む。

『サラリーマン忠臣蔵』（1960年）

パワハラ吉良に怒り心頭三船社長の為、根回し大判、陰でそっと見守る志村秘書の内助の功が涙ぐましい。

『野良犬』（1949年）

拳銃盗まれ葛藤する新米三船刑事。いい感じに力の抜けたベテラン志村刑事。戦後復興の陰に蔓延る闇。

『七人の侍』【もはや一行日記にあらず五行目】

「勝ったのは百姓」斬った張った命懸けの侍より、明日食べる米もない生活に耐える百姓の方が打たれ強い。

『七人の侍』【もう一声菊千代四行目】

捕った魚を嬉しそうに焼く。丼鉢に山盛りの飯を食う。与平の墓の傍でしょぼくれる。菊千代三大萌えツボ。

『七人の侍』【まだまだ足りぬ三行目】

自由奔放な菊千代。誰よりも百姓に寄り添い、心を和ませるムードメーカー。赤ん坊を抱き締め泣く姿に涙。

『七人の侍』【興奮覚めやらぬ二行目】

大将と丸い三人がとっても和み系なのがいい。後のニヒルと子供と暴れ馬(笑)でとっても個性豊かな七人。

『七人の侍』（1954年）

米の飯で百姓に雇われた侍七人。これ程の物語を3時間半に凝縮させるとは。侍集めの場面が面白くて好き

『静かなる決闘』（1949年）

病に侵され私欲を捨て生きる医師。その苦悩に心寄せ、生き方を変えていく看護助手がどんどん魅力的に。