ぷぅの引越し物語-5-
5件提示された間取り図を元に、集められるだけの情報を集め、みんなからアドバイスをもらい、3件に絞った
下見契約までの許された時間は、8時間だったからら出来るだけ効率よく行きたかった。
出張先の会社を出発して、まずは一番近いからって事で、第3希望のアパートから行く事にした。
道は細く、くねくねで、奥へ奥へ連れてかれる感じ
ある工場の資材置き場の斜め前に、そのアパートはあった。
壁はひび割れ、色褪せ… なぜそこを見ることにしたかと言うと、3階の角部屋だったのと、同じアパートの別の部屋を紹介されてる人がいたから。
曇り空だったけど、まだ朝なのに階段は暗く、上がるに連れてあたしも暗くなっていく
ドアをあけて、ひるんだ リフォーム前とはいえ、汚すぎる
スリッパを借りてあがってみると、窓ガラスにはひびが入り、ベランダには鳥の糞。
早くここから出してーと、ココロが叫ぶ。そそくさ出る。
こんなところも紹介されるんだ…と衝撃のスタートだった
第2希望。ココロの中では、第1希望にほぼ固まってたけど、もし現物をみてダメだったら、ここしかない…と悲壮なキモチで向かう
広い道路から入っていく。信号がない。
今は空いてるけど、朝の時間とかすぐ先にあるから車が渋滞したら、でれないなって思った。確かめられないけど・・・
ベランダちっちゃ。その前にある植え込みでかっ。
コワイやんか… お隣さんの出窓には、おもちゃいっぱい。
サイドの出窓の横は、アパートの駐車場へ続く通り道。玄関の前が。
そして、玄関の前に広がる景色は、野原
アパートのロビーのドアが、オートロック。
玄関前の通路の塀は低いのに、オートロックになんの意味があるの
不動産やさんの手違いで、オートロックを解除する番号がわからなかった。
大家さんに確認の電話何回も謝ってる。
不動産やさんがすごくいい人♀だったから、ここで大家さんにマイナスポイント
部屋はリフォームされてて、部屋数も多く、なかなかよかった
だけど、どーしても自分が住んでるってことがイメージができなかった
いよいよ最後だわ真剣な顔で第1希望へ向かう
昨日の夜下見したところだ。 またトラブル。
リフォームが住んでないから、同じ間取りの物件で確認するようメモが
「え~見たいです。汚れててもいいから、中から見える景色を確認したい」
また電話 そしたら、リフォーム終わったとこだから、どうぞみてくださいって
そこは、仲介物件じゃなく、不動産やさんの自社物件
後で知ったんだけど、あたしを担当してくれてる不動産やさんは、その土地で一番力のある不動産やさんだったらしい
中に入った瞬間から、ここしかないなって思った。
単身赴任を何度も経験してる人達が、新しい物件にこだわる気持ちがわかった
去年できたそのアパートは、何も悩むことはなく、すぐに寸法を測る作業に入ったのでした
隣近所の事は、住んでみないとわからないし…
契約をするため、不動産やさんの事務所に行った時、「お帰りなさい」と何人もの社員さんに声をかけられそれもキモチよかった
そして、おそらくあたしの会社の人が、何人もカウンターで契約してた。
11時30分 思った以上に早く終了
駅まで送ってもらったら、まつ吉から電話
「駅前で、3人でお好み焼き食うてんぞ」・・・ なんでこんなとこまで来てお好み焼き
あたしは次の日下見の先輩♀が、こちらに向かってたので駅前で待つことにした。
そして、合流して情報交換。
結果 おうちについてはとっても気に入ったところが見つかりました
総じて、家を決めてきた人は満足している
”どこに、どんなところに住むかわからない”という不安は、思った以上に心労となっていたようです
このあたしが、前日ホテルで眠れなかったのだから
帰りの電車では、周りに知り合いがいることをいいことに、カバンもほったらかしで
ぐーぐー寝ていました
さ、次に進もう
ぷぅ