【巨人3-1中日】両軍合わせて40人、5時間15分の死闘にケリをつけたのはあどけなさの残る18歳だった。巨人の高校生ドラフト1巡目ルーキー・坂本勇人内野手が6日の中日戦で1―1の延長12回2死満塁から代打で中前へプロ初安打、初打点となる決勝適時打を放った。巨人の高卒新人が決勝打を放ったのは93年の松井(現ヤンキース)以来。ニューヒーローが1・5ゲーム差で迎える7日からの阪神との首位攻防3連戦(東京ドーム)に勢いをつけた。
両手には詰まった感触と、勝利につながる確信があったに違いない。18歳のルーキー・坂本勇人のプロ初安打は、午後11時をすぎた延長12回に生まれた。2死満塁。1―2からの真ん中149キロ直球を思い切り空振り。そして5球目。144キロを再び強振した。打球は中前にポトリと落ちた。一塁ベース上で2人の先輩がホームベースを駆け抜けるのを見届けると、表情が緩んだ。
「落ちるかな、と思って走っていた。うわっ、落ちちゃったと思った。真っすぐだけを狙っていきました。緊張はありましたけどリラックスできました」
両軍合わせて40人が出場した総力戦。最後に好機が巡ってきた。延長12回、2死二塁から小笠原が敬遠。阿部のカウントが悪くなったところで原監督が、ベンチの坂本に声をかけた。
「おい勇人いくぜ!」
結局、阿部も四球となり満塁。「もしかしたら自分にも出番があるかなと思っていた」と言う坂本は3打席目ででっかい仕事をやってのけた。期待に応えたルーキーに原監督も「1年生ですけど非常に自信になったでしょう。積み重ねてもらいたい」と目を細めた。
母の死を乗り越え、プロの第1歩を踏み出した。6月19日に実母・松村輝美さん(享年47)を小腸がんで亡くした。それでも18歳は誓った。「泣いていても供養にならない。だから、泣かない。野球で恩返しできるように頑張るしかない」。2軍では毎試合先発で起用された。テークバックでグリップが下がるクセは首脳陣の判断で直されなかった。長距離打者として期待されている証拠だった。へとへとになっても、そこからさらにバットを振った。足を上げてタイミングを取る打法に力強さも加わった。この日も打席で高々と左足を上げた。
8月のプレ五輪では金メダル獲得に貢献。国際大会を経て大きくなって1軍の舞台に立った。高卒ルーキーのプロ初安打初打点は球団では93年の松井(ヤンキース)以来の快挙だ。寮の部屋は松井が入寮当時に使用していた部屋と同じ410号室。「少しでも近づきたい」との思いは強い。天王山第3ラウンド。敗れれば2位・阪神と0・5差となる大一番で救世主を演じた。
バッグに忍ばせた初安打の記念球。坂本は「寮に帰ってお母さん(の遺影)に報告したい」と目を輝かせた。
しかし、、中日の
を期待してます。
岡Bさん!!
おやじ喜んでない?
ひょっとしてひょっとこ?!(吉本)
阪神が優勝か~????!
また、名古屋ドームへ行くときがあれば阪神グッズを買って
きますから、、、親父に渡してください!