#前世編 新着一覧
「夜の狽(おおかみ)」(十六)
巫女の会議-*****おろち衆三の首の襲撃から、数日後。大神神社の復興はつつがなく進んでいたのだった。村に住まう腕利きの職人たちが舗装路を修復してくれ、姫宮家ふくめた富裕者からの寄贈も募られ
「夜の狽(おおかみ)」(十七)
巫女の余裕勝ち-いまここで、おろちの神機を分析してみよう。三の首の機体ヒノアシナズチは右...
「夜の狽(おおかみ)」(十八)
巫女の秘め特訓-ひさびさにあの洞窟に入ったのは、八月近くのことだった。夏の盛りのひぐらし...
「夜の狽(おおかみ)」(十九)
巫女の夜-ご褒美をあげよう、と姫子が言ったのはほんとうだった。上目遣いにしっとりと頬を包...
「夜の狽(おおかみ)」(二〇)
巫女の死地-千歌音はやにわに上体を起こして、姫子の心の臓に耳をそばだてる。聞こえない、何...
神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(二十一)
巫女の決意-邪神ヤマタノオロチの復活が近い。八の首がすぐそばに迫っている。そんな重大な事...
神無月の巫女二次創作小説「夜の蚕(ひめこ)」(〇)
時は大正、場所は神さびた村。いまの姫子は心をわけあう運命の二枚貝の相手なのか。それとも...
「夜の蚕(ひめこ)」(一)
花のうわさ-****明治二年(1868年)の十月。天火明村にある姫宮神社。その神殿のすぐそば...
「夜の蚕(ひめこ)」(二)
花のふたり-「そんな小難しい顔しなくたって、いいのに。ハナちゃんは、ときどき考えすぎて、...
「夜の蚕(ひめこ)」(三)
花のくわだて-瞳をらんらんと輝かせて、カヱちゃんは千花をじいと眺めている。そんなに見つめ...
「夜の蚕(ひめこ)」(四)
花のひめごと-伝承というものは、しばしば書かれたにせよどこか解釈違いがあり、それが口伝で...