#近詠数首 新着一覧
日々の微々 230228
230228 或る日の二月 〈いまここ〉が〈どこにもない〉へすみやかにうつりうつろふきさらぎの月 此処にありしあれは雪とも灯りともあかるくつめたき如月の頃 如月のかを
日々の微々 230219
230219 或る晩の白 白き影が通り過ぎたりわがうちのあるかなきかのきれいな路を...
日々の微々 230212
230212 或る夜の梅 きさらぎのこごゆる闇のひびわれのひびより出づるしら梅の花...
日々の微々 230210
230210 或る日の春 その鳥の名前は知らず春の日の囀り聞けりそのさへづりを 如...
日々の微々 230119
230119 何ぞ何ぞスフィンクス 朝は四、昼は二、夜は三、やがてしづけく去ぬる一...
日々の微々 230112
230112 言はでものやうにみえるがそこはそれ 目盛り代はりの下句七七 ...
日々の微々 230102
230102 混沌は「混」と「沌」てふ兄弟なんのさみしいことのあらうか ...
日々の微々 220602~0605
水無月 四首 たちどまりすこしおどろきふたたびをあるきはじめるまでの薫風 梅の実...
日々の微々 220601
息を吐くやうにつくうそ息を吸ふやうにみるゆめ 雲のゆふぐれ みし夢をことばにすればうそ...