菜種梅雨パレードにひつような橋 田島健一山桜なにも言わずについてくる 同人をさがしてと奉じてゐる遅日 鴇田智哉菜の花の群れが空気を膨らます 同つま先に春の闇から届く波 福田若
事切れてまだ虫籠のなかにいる 福田若之手に木の葉てんごくにも俳句はあるよ 宮﨑凜々...
音楽やとほくにこほり見にゆけり 宮本香世乃春の木が爛れて窓が開けてある 田島建一逃水の向うが今の時刻かな 鴇田智哉星のない土が耕されて眠る 福田若之...