「普段はなかなか話せない仕事の悩みを、音楽を交えたムード溢れる雰囲気の中で気軽に話してみませんか」
これが今回の「POSSE NIGHT」のコンセプト。普段からブラック・ミュージック中心のライブ・イベントをやっている「ALIVE HOUSE」は、まさに「POSSE NIGHT」に相応しい落ち着いた、それでいてどこかくだけたような雰囲気を演出してくれました。イベント内容も、新進気鋭のジャズ・ユニット「Co.ffay」の生演奏2回と、「Co.ffay」のメンバー5人を交えたトーク・セッションを間にはさみながら、あとはお酒を交えながらそれぞれ会話を楽しむというとてもオープンなもの。いつ来ていつ帰っても良し、演奏を聞きにくるだけでも良し、何を話すのもみんなの自由というコンセプトだったので、これまでの「労働問題」というイメージとは違った「新しい形」を表すものでした。
出演してくれた新進気鋭のジャズ・ユニット「Co.ffay」とは、そもそも去年7月のPOSSE主催クラブ・イベントにリーダーの太田さんがmixiを通じて興味をもってくれたことが出会いのきっかけでした。「若者の労働問題を、もっと文化的なものと絡ませながら発信していきたい。」POSSEと太田さんは意気投合し、そして今回のイベントが実現しました。
トークセッションでは、「Co.ffay」のメンバー5人にそれぞれのアルバイト体験やジャズ業界のお話、そしてみなさんの仕事についての考え方などを話してもらいました。特に業界の話では、バンドや個人が事務所に属して活動するポップスの世界とは違い、各々が「個人事業主」になって売り込む若手ジャズ・ミュージシャンのでは、口約束のためにバンドのダブル・ブッキングが発生したり、その時にギャラが支払われなかったりなどの興味深い話が満載。業界は違っても、やはり若者が自ら労働について考え、そして動いていくことが大事なんだ。POSSEと「Co.ffay」メンバー、そして会場全体のコンセンサスが見事なまでに取れた、すばらしい内容のトークセッションとなりました。
もちろん2回にわたる「Co.ffay」の生演奏も素晴らしいの一言。オリジナルからスタンダード、そして童謡「赤とんぼ」のアレンジまで、幅広く演奏してもらいました。2回目の演奏後にはアンコールにもこたえてもらいました。会場中が聞き入ってしまう、すばらしい演奏でした。
「Co.ffay」の演奏終了後は、会場中でそれぞれ自由な会話が盛り上がり、宴もたけなわというところでイベント終了。バーという場所のためか、各テーブルやカウンター席でも終始会話が盛り上がっていた様子でした。
ジャズの生演奏が流れるムードで、POSSEの考える新しい方向を発信することができた「POSSE NIGHT」。POSSEではこれからも文化を交えた新しいイベントを通じて、若者の労働問題を発信していきたいと思います。次回イベントもご期待ください!
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ミッドナイトエクスプレス
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