国道６号線をいわき市から相馬市へ向かって北上した。
前回、平成25年は相馬市から原発事故のため通行止になっているところまで南下した。
今回は前回とは逆のルートだ。
右側が海だ。
原発のあるあたりまで車を走らせると、商店や個人宅の廃墟が目立つようになった。
黄色の信号が点滅していて国道以外の道には車が入れないようバリケードが置かれていた。
ここは、今も帰宅困難地域に指定されている。
以前、見た光景と同じように見えた。
平成30年8月18日からいわき市と相馬市を訪れている。
初日は、四倉海岸に行った。
風がなく穏やかな海で海水浴の家族連れやサーフィンを楽しむ若者がいた。
細かくて綺麗な砂が印象的だった。
２日目は、いわき市から相馬市まで車を走らせた。
久しぶりに見る相馬の海は、とても穏やだった。
そのあと、いわき市に戻りララミューで開催されている「福来う(ふっこう)いわきの魅力写真展」を見学した。
３日目は、来年の１月開催予定の東日本大震災復興支援コンサート2019に資料を提供してくださることになった福島県いわき建設事務所と毎年コンサートのために写真を提供してもらっている、いわき明星大学震災アーカイブ室を訪問した。
今回はいわき市に着いてから、車で300キロ以上走り回った。
市内の道路はよく整備されており、新築住宅も多かった。
いわき市の復旧は、だいぶ進んでいるように思った。
以前、昔から登山などで福島の方々と付き合いの深い方に「私の復興支援コンサートでの主催者代表挨拶は被災した方には嘘に聞こえるのだろうか？」とお尋ねしたことがある。
その方は、微笑みながら「そうかもしれない」と答えてくれた。
自分は「その程度の人間」なのだと思う。
それでも、来年もコンサートを開催したい。
2018年8月21日
珈琲パウエル 店主
