我が家に「兵庫の地理」という、ちょっとマニアックで、私にはちょっと内容を理解するのが難しい本があります。(あっ、私が購入したんですがね😁)
これがまた、難しいんですが「地形で読む大地の歴史」というサブタイトルで、自分の住んでる地域のことが載ってて面白いのです
その本の中に「千種(ちくさ)川の蛇行の跡示す」という項があり、ここに「還流丘陵」のお話が出てきます。
それを読んで「ほぉ~」っと感動
皆さん、「還流丘陵」って聞かれたことがありますか
私はこれを読んで初めてその言葉も、その事象も知りました😀
この本の著者の田中眞吾さんは1974年に経済企画庁のお仕事で「兵庫県1/20万地形分類図地図」を作成されるに当たり、千種川の還流丘陵の存在を初めて知ったと書かれてました。
だって、この還流丘陵は上から見ないとさっぱり分かりません
還流丘陵とは…
↑大昔に蛇行して流れていた河川(赤い矢印)が、その川の侵食によって流路がショートカットされ、
そののち真っ直ぐになる(水色の矢印)のだそうです。すると、水の流れなくなった旧河道跡(赤線のカーブのところ)は平坦な空地となって残されます
この旧河道と新河道の間に島のように取り残された地形を「還流丘陵」と呼ぶそうです
で、それが身近にあると知って、どうしてもこの目で見たくなったので、
今日は佐用町、千種川ジョギング散策にやってきました(あっ、地上から見ても分からんやろなぁとは、頭をよぎったのですが、でも行きたい、見たい衝動にかられ…)
参加者:私と夫の2人
南光スポーツ公園に車を停めて散策
野球場は2つあり、ナイター完備の方は中学生が、もう一つの方は少年野球の子たちが声を上げて練習真っ盛りでした⚾
いざ、還流丘陵見学へ
千種川を左手に、北へ上ります
千種川は清流で、水が澄んでめちゃめちゃキレイです
今いるところは青い点のところですが右手の還流丘陵に向かいます
左が千種川で、山の方に向かいますかなり上りの段々田です。
そうかこれは「河岸段丘」ですね
腕が悪いので、写真では段々に見えませんが、ずぅっと上まで上がってます。
目の前の小山(還流丘陵)に向かって行ってますが、後ろの山と重なって写真じゃ何なのかわかりませんね
目の前にあった1つ目の還流丘陵に到着
やはり、思ってた通り、間近で見ても普通の山にしか見えません
クルッと一周出来る道がついてるので回ります
還流丘陵の周りの平地に家が立っています
次の還流丘陵へ↓
一番下の矢印の還流丘陵を周り、次の真ん中の矢印の還流丘陵に行ってみます
こちらから見ると丸いわけではなく、田んぼの中にボンっと山を置いた感じです。さっきより山が大きい。
山裾の道に入る手前に菜の花がたくさん咲いてました💮春ですね
角度を変えて撮ると、還流丘陵と分かりやすい雰囲気の小山です
山裾の道に入る手前に菜の花がたくさん咲いてました💮春ですね
角度を変えて撮ると、還流丘陵と分かりやすい雰囲気の小山です
還流丘陵の隣に奇妙な形をした田んぼがありましたなんだか「三日月湖」みたいです
三日月湖🌛って、
川の蛇行によって短絡流路が出来たときに、還流丘陵の奥側に残ってしまった三日月の形をした湖のことなのですが、
この奇妙な形は絶対そうでしょう
衛星画像で見てみましょう🙋
今いるのは、水色の矢印のところで、そこから撮った写真ですが
真ん中の矢印が奇妙な形をした田んぼなんですが、左端の矢印は池です。
でも人工的っぽいので違うか…
池の傍のあぜ道を下ります
離れてから見ると、やっぱりただの山かぁ…
今はこの青い点のところにいて、地図の上側にある、まん丸の「これぞ還流丘陵」に向かいます
山裾の道を上っていきます。
今はこの青い点のところにいて、地図の上側にある、まん丸の「これぞ還流丘陵」に向かいます
山裾の道を上っていきます。
千種川を渡り、道路ぞいを走ります。
ホントにきれいな清流です写真で伝えられないのが残念です水が透明で下まで見えるんです
ホントにきれいな清流です写真で伝えられないのが残念です水が透明で下まで見えるんです
まん丸還流丘陵が見えてきました👀
まん丸の還流丘陵の見える、今、青い点のところにいます。この還流丘陵の周りの平地が昔、川だったところです。本当の川は右手の下を流れています。
人間の手が入ってるんだろうけど、丘陵の壁が下から数メートルのところまで垂直なのが面白いです
自然の力ってホントすごいですよね
この上流にも、まだ還流丘陵があるそうですが足で行くのは大変なのでここで折り返して帰りました。
お疲れさまでした
たいして距離は稼げませんでした。