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自費出版でよく聞く「完全データ」原稿とは?費用が安くなるって本当?

2021-07-19 14:44:38 | 日記

自費出版でよく聞く「完全データ」原稿とは?費用が安くなるって本当?

 

これまでにコツコツ書きためてきた紀行文、自伝、句集、小説などを、自費出版という形で本にしたいと考えている方は意外とたくさんいらっしゃいます。

しかし、自費出版では印刷や製本にかかる費用は著者が負担するため、予算面で不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

自費出版を受け付けている出版社や印刷会社で料金プランを見てみると、ときどき「完全データ原稿」「完全データ入稿」といった設定を見かけます。

 

他のコースより料金も安く、「これはどういう意味?」と思われるかもしれません。

そこで今回は「完全データ原稿」とはどんなものか、どの程度費用が変わるのか、誰にでも簡単にできるのか…などについて解説します。

 

「完全データ原稿」とは

自費出版における「完全データ」とは、印刷・製本する側の業者が、内容にタッチせずそのまま印刷できる状態の原稿をいいます。

パソコンを使って、縦書き横書き・文字の大きさやフォント・どこで改行するかなどをすべて配置し、CDやメールなどでデータとして提出する必要があります。

提出するときの形式はおもに次のいずれかです。

 ・文書作成ソフト(ワード/一太郎/Googleドキュメントなど)で作成したファイル

  • 作成した原稿をPDF(どの端末でも表示できる形式のデータ)に変換したもの
  • 出版社や印刷会社から指定されたテンプレート(ひな型)に入力したもの

つまり、「完全データ」はご自身または身近で手伝ってくれる人がパソコンや文書作成ソフトの操作に慣れていることが前提の方法となります。

 

完全データ原稿のメリット

「完全データ」で自費出版の本を作ると、どのようなメリットがあるでしょうか。

 

一番のメリットはやはり、予算が抑えられることです。業者や冊数により価格設定は異なりますが、手書きの原稿を本にしてもらうのと、完全データを提出するのとでは費用が10万円以上変わることもあります。

 

また、パソコンやデザインが堪能な方であれば、細かい部分までこだわって自分で作った原稿がそのまま本に反映されるため、イメージ通りで満足度が高いものとなります。

 

完全データ原稿のデメリット

 

一方、デメリットとしては以下のような点が挙げられます。

ミスもそのまま印刷される

ご自身で作ったデータの誤字脱字などはもちろん、余白のバランスが左右で違う・文字の配列がズレているといったレイアウト(配置)のミスのそのまま印刷されてしまいます。

 

完全データで印刷した本は、完成後にこういったミスに気付いても、作り直すにはあらためて費用がかかってしまいます。

設定する内容が多く原稿を作るのが難しい

名刺やチラシなど1枚ものの印刷ならば、デザインも含め自分で仕上げるのはそこまで難しくありません。

 

しかし書籍の場合、以下のような点をすべて設定しなければならず、かなり手間がかかります

 

  • 縦組み/横組み
  • 上下左右の余白
  • フォント
  • 文字サイズ
  • 行間
  • ノンブル(ページ番号)
  • ハシラ(各ページの上の端に横文字で書いてある章のタイトル)

 

完全データは一部の方だけにおすすめな方法

完全データの原稿を用意するには、それ相応の製本に関する知識と、パソコンやソフトを扱うスキルが欠かせないものとなります。

 

もちろん「この機会にパソコンや製本について勉強して詳しくなりたい!」という方には、費用も節約できておすすめの方法です。

 

しかし、手書きの原稿から、親戚や友人・お世話になった方にプレゼントできるような素敵な本を作りたい…とお考えであれば、やはりプロに相談しながら進めるほうが安心です。

 

ダブルのJIBUN出版は、完全データ不要で、ご希望を最大限に取り入れつつプロの目で最適な方法を丁寧にアドバイスいたします。まずはお気軽にご相談下さい!

 


自費出版でまさかのトラブル?こんなところに気をつけて

2021-07-12 16:09:07 | コラム

書きためたエッセイや小説、句集、自伝など「生きた証となるような本を出したい」とお考えの方は多くいらっしゃいます。

そのための1つの方法として出版費用を著者が負担する「自費出版(個人出版)」がありますが、大切な貯金から費用を出すのであれば、トラブルはやはり避けたいもの。

そこで今回は、自費出版で気をつけるべきトラブルの例と回避する方法をご紹介します。

 

「あなたの本が書店に並びます!」の意味

インターネットでいろいろな出版元を探してみると、「あなたの本が大手書店に並びます!」といったうたい文句を目にすることがあるかもしれません。

自分の本が店頭に並ぶと思うと、とてもワクワクしますね。

しかし過去には、長年の経験を生かした経済のビジネス書を自費出版したものの、いざ書店に行ってみると、経済のコーナーではなく小説・作品集・自伝など自費出版の本が1つの棚にまとめられていていた…など「思っていたのと違う」というケースもあります。

もちろん、持ち込んだ本の企画が認められ出版社と費用を折半する「共同出版」が実現したり、自費出版した本が話題になり問い合わせが増えて増刷されたりする例もあります。

しかし原稿を持ち込んだだけですぐに書店に並ぶという例は数少ないため、「書店に並ぶ」とは具体的にどういう扱いになるのか、事前によく確認しておくのがトラブルを避けるコツです。

 

提出した原稿と仕上がりが違う!?
 

自費出版でよく利用されるのが「完全データ原稿」です。

完全データ原稿とは、本文だけではなく目次や挿絵なども配置され、用紙サイズや余白などのレイアウトまで完成した状態の原稿のこと。

提出してから印刷までの期間が短く、費用が抑えられるというメリットがあります。

しかし中には、完全データを渡したものの、仕上がった本が届いてみたら「写真の位置がずれている」「余白のバランスが悪い」など、意図したものと違ってがっかり…というケースもあります。

元の原稿と印刷会社側の使用しているソフトのデータ形式の違いなどでこういったことが起こる場合がありますが、作り直してはもらえなかった…という話も耳にします。

 

自費出版のトラブルを避けるには
 

今回ご紹介したようなトラブルを未然に防ぐには、出版社とお客様とのコミュニケーションがきちんと取れていることが大切です。

JIBUN出版では50年にわたり、人生の節目や大切な人に贈るための本作りをお手伝いしてきました。

手書きの原稿などどのような形式でも、装丁から文字・写真の配置までご希望を丁寧にお伺いし、熟練のプロの技術で作成に当たります。

また印刷前には、パソコンの画面ではなく完成品と同じ紙に印刷した状態で校正・チェックしていただけます。

満足がいかなければ何度でも作り直しまたは返金保証がついているので安心。

プロが親切にアドバイスいたしますので、どんなことでもお気軽にご相談下さい。

「JIBUN出版 初めてでも失敗しない8つの理由」