
僕の勤める会社は、B2Bな製造業。客先からの注文をEDIで受け、製造し、EDIで納品指示を受けて出荷する。

正直なところ、RPA云々よりも、言いたいことが実はある。同じA社であっても、第1工場と第2工場とで、データフォーマットやEDIシステムが違うことは、全然珍しいことではない…これは非効率だろ!と、客先に向かっては言えないが、すごく言いたい。

何故、異常事態が起こりうるのにRPA化したかというと、誤作動を起こしていないか人が監視することにしたからだ。

ただ、結局のところ、RPAで対応できるのは、個人の細々とした作業ぐらいなもんだ。大規模になればなるほど、「あれ?これって、市販のパッケージソフト導入すれば良かったんじゃない?」ということになりかねない。
そもそも、RPAもプログラミングの一種なので、どうせプログラミングするなら、きちっと組織として全体最適を図り、それなりのシステムを構築すべきだろう。今は、ローコード開発だとか超高速開発ツールというものがあるので、一昔前よりもシステム構築がしやすくなっている。
今のところ、受注業務について、RPAを導入済だ。経営層は、製造業務もRPAで省人化したいとか言ってたけど、なーんか勘違いしている気がするなぁ。

正直なところ、RPA云々よりも、言いたいことが実はある。同じA社であっても、第1工場と第2工場とで、データフォーマットやEDIシステムが違うことは、全然珍しいことではない…これは非効率だろ!と、客先に向かっては言えないが、すごく言いたい。
納品先の数(我が社の場合は50~100くらいかな)だけプログラムを用意しなければならないって、ムダだよなぁ。EDIFCTやANSIX12のように、統一してくれないかなぁ。競争原理の働かない競合ほど、無意味なものはない。そこは協調して欲しいものだ。
中小企業共通EDI標準なんてのも登場したけど、「中小企業」なんて銘打っちゃうあたりが、残念だわぁ。
話が逸れてしまった。
正直、客先システムという不確定要素の塊に対してRPAを適用するというのは、あまり得策ではない。
図のような異常事態も考えられる。

何故、異常事態が起こりうるのにRPA化したかというと、誤作動を起こしていないか人が監視することにしたからだ。
元々、省人化ではなく、過密な出荷スケジュールを遅延なく執行することが、RPA導入の目的だったのだ。3名ほどのスタッフが、EDIで当日や近日中の納品指示を受信していた。突発的な欠勤などで手が足らなくなると、出荷予定時刻やデータ配信時刻に間に合わなくなってしまう可能性があった。
そこで、RPAで予定時刻通りにデータ処理を行うようにし、スタッフ3名は他の業務をしつつ、交代でRPAを監視するという体制にしたのだ。
まぁ、そんなわけで、我が社の場合、RPAで激的効果を得られたとは、微塵も思っていない。
が、RPAこそ最先端テクノロジーだと勘違いしている人が大勢いる。その人達の本心は「オレが働かなくても給料もらえるように、お前がRPAで自働化しろ」といったところか。まぁ、流石にそこまでではないかもしれないが、「RPAかシステム屋が、オレが何もしなくても、上手いことやってくれる」ぐらいには思っていそうだ。
そんな人達には、図のようなフローを見せて、まずは己が働くことを促している。

ただ、結局のところ、RPAで対応できるのは、個人の細々とした作業ぐらいなもんだ。大規模になればなるほど、「あれ?これって、市販のパッケージソフト導入すれば良かったんじゃない?」ということになりかねない。
そもそも、RPAもプログラミングの一種なので、どうせプログラミングするなら、きちっと組織として全体最適を図り、それなりのシステムを構築すべきだろう。今は、ローコード開発だとか超高速開発ツールというものがあるので、一昔前よりもシステム構築がしやすくなっている。
RPAなんてものが流行っているのは日本だけで、海外ではローコード開発が流行っているんじゃないかな?
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あといまの流行が最先端で良いものだと思い込む人も多いですよね。やっぱり流行に流されるではなく自分に似合う物がどうかの見極めが重要ですね。