PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

北海道大会その3 西元良太選手

2010-08-17 23:20:34 | トライアル
レースの編集をしていると、優勝争いとは違うドラマを発見することがあります。
今回は西元良太選手がそうでした。


国際A級チャンピオンという華々しい戦績でスーパークラスに昇格した西元選手。
でも上がってからはなかなか思うような成績が残せません。
そんなところに今年、A級時代のライバルだった宮崎航選手も昇格してきました。

これは2008年の北海道大会IAクラスの表彰式。優勝西元、2位柴田、3位宮崎選手です。

でも宮崎選手昇格後、今年の二人の結果は御覧の通り。

西元選手の1勝4敗です。
友達でありライバルである二人は、今回も強く相手を意識したトライを続けました。

でも雨と泥のセクションは厳しく、お互いご覧の有様。








この悲壮な闘いで勝ったのは、今回は西元選手。それにはひとつの作戦がありました。
西元選手はこの試合、タイムペナルティーの危険を犯して、ほとんど一番最後を走っていたのです。
「上手い人の走りを少しでも取り入れようと思って」がその理由。

結果1ラップ目も2ラップ目も終わりの方のセクションはエスケープとなりましたが、それでも8位に入り10位のライバル宮崎選手に勝利。
パドックではこの笑顔です。


ちなみにちょっと裏話を披露しますと、今年どうにも結果が出ない西元選手にわたくし、人生相談をされたことがあります。その時のアドバイスが今回少し役にたったのだそうです。
そんな形でも選手の役に立ててよかったです。

頂点ではないかもしれないけど、それでもレースのドラマは沢山あるんですね。
本来のわたくしの役目として、しっかり映像に描かせていただきます。

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1 コメント

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Unknown (もも)
2010-08-18 13:12:41
トップ争いではなくてもたくさんのドラマ・感動がありますよね^^

若い選手の思い切りの良い走りやがんばりにいつも元気をもらっていますからね

でも転倒する姿を見ると
母のような気持ちなのでハラハラドキドキで心配でもありますが・・・

トップの選手を脅かすようなトライをこれかも見せてほしいですね

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