ライア・サンツ

トライアル世界選手権のチャンピオン獲得数は、ドギー・ランプキンの連続7回と、ジョルディ・タレスの合計7回が記録。
でもこれをすでに遙かに上回っているのが、女王ライア・サンツです。

すでに11回。最初に獲ったのは14歳だってさ！
女子は大会数も少ないし、他の選手に合わせるためにセクションも易しめ。
この罠に一度だけ落ちて、イリス・クラマーにタイトルを奪われたことがありますが、あとは完璧です。

そして今週末のアンドラ大会で、2012年の女子世界選手権第1戦が開催されます。
12回目のチャンピオン獲得に向かうライアの写真が入って来ました。





ご覧になれば分かる通り、今年はガスガスに乗るライア。
誰もが勝利を予想する実力の持ち主ではありますが、かつてベータからモンテッサに移籍、その後長らく4ストに乗っていたわけで久しぶりの2ストをどこまで乗りこなせるかが課題。
特にこのオフは膝の故障でかなり練習不足のようです。
さらにイギリスのレベッカ・クックなどもライバルと呼べるところまで成長してきています。

ことし26歳になるライア。これまでは強すぎることで走る場所をなくしてしまうという皮肉な状態でしたが、これからもセクション以外の色々なものと闘って行くことになるのでしょう。