ウエア姿ではないライダーが見られるイベント、MFJモトアワーズ2018を取材して参りました。
MFJ全カテゴリー、トップ3の表彰式です。
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会場には、各カテゴリーのチャンピオンマシン。
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もちろん小川友幸選手のマシンもあります。
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トライアル界からの表彰は、まずはレディース。
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チャンピオン:西村亜弥 2位:小玉絵里加 3位:山中玲美
国際B級
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チャンピオン:山森篤志 2位:冨名腰慶亮 3位:和気聖司(欠席)
国際A級
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チャンピオン:武井誠也 2位:永久保恭平 3位:小野貴史(欠席)
武井選手と永久保選手は、二人共来年スーパークラスに再昇格するそうです。
国際A級スーパークラス
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チャンピオン:小川友幸 2位:野崎史高 3位:黒山健一
野崎選手は「今年は11年続いたランキング3位を、ついに脱出出来ました」とニコニコ顔。
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小川選手には6連覇達成のプレートも、同時に贈られます。
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全日本ランキングは落としてしまった黒山選手ですが、海外参戦功労賞部門で、FIMトライアル選手権 TRIAL-E CUP2位獲得が表彰です。
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となりの1番は、FIM世界耐久選手権でチャンピオンを獲ったF.C.C TSR HONDA Franceチームです。
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各カテゴリーの雑誌記者などが決めるプレス賞。
トライアル部門からはMFJ全カテゴリーでかつて誰も実現していない6連覇を達成した、小川友幸選手。と、それを支えた田中裕大さん。
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裕大さんがこの表彰式に呼ばれるのは、1999年にIBチャンピオンになって以来、19年ぶり。
「スピーチもなかったので、リラックスして壇上に立てました」とのこと。
「でもメカニックも受賞って、他のカテゴリーに誤解されないか心配ですわ。ロードレースなんかねえ、メカニックが「オレも貰えるんちゃう?」ってね」(笑)
今年のトライアルプレス賞はもうひとり。全日本に挑戦し続けて21年目にしてついにチャンピオンを獲得した、国際B級 山森篤志選手。
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プレス賞受賞者には記念の写真パネルが贈られます。
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裕大さんは早速、どの大会のどのセクションの何ラップ目かをチェックしている模様です。
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今年表彰された全選手の集合写真。さあ、ウォーリーを探して下さい。
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さてこのイベント、最初にMFJ大島裕志会長から1年を振り返ってと来年に向けての計画が発表されました。
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それによると、MFJライセンス人口は昨年に続き減少傾向を打破できなかったとのこと。全体では前年比98%となりました。
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カテゴリー別には、ロードレースが96%、モトクロスが94%。トライアルも現状維持が出来ず、99%だったそうです。
2018年の良かったところとしては、トライアルに関しては、小川選手の6連覇8回目のチャンピオン達成、西村選手の3年連続レディースチャンピオン達成、そして四国で大きなレース開催ができた、との報告。
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来年に向けては、デモンストレーションなどを開催し、スクールなどの育成プログラムをできるだけ実施。
さらに関東大会をもてぎで開催することで「さらにレベルの高いレースが期待できる」という事でした。
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※「認知度向上を目指す」なら「シティートライアル」にももっと積極的に協力すればいいのに。
トライアルに限らず全体の問題であるライセンス人口減少の現状を打破するために、MFJは今年から「モーターサイクルスポーツ殿堂顕彰」なる表彰カテゴリーを新設しました。
MFJの歴史を辿るビデオが上映され、トライアルからはこんな映像が紹介されます。
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※おお、ガッチよりも存在感がある?裕大さん(笑) しかし「世界チャンピオン」の項目なのに、藤波貴久選手ではないんですね・・・
そしてこの「モーターサイクルスポーツ殿堂顕彰」の第1回目として、ロードレース世界選手権で1968年に日本人として初優勝をした高橋国光さん、1963年にマン島TTレースで優勝した伊藤光夫さんが表彰されました。
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これは個人の感想ですが、先人の偉業を改めて表彰することは、僕はライセンス人口を増やしオートバイ文化を育てるためには役に立たないように思います。
高橋氏、伊藤氏は偉大だとは思いますが、過去の栄光を再確認しても、それはMFJの発展時期を取り戻すことにはつながらないからです。
MFJとモータースポーツの抱える問題は、新しい選手が育って来ないこと。今は選手どころか、一般ライダーですら減少に歯止めがかかっていないのです。MFJはここを何とかする対策を出さないと。
レースではトライアルに限らず、モトクロスの成田亮選手、ロードの中須賀克行選手など、多くのカテゴリーで連続チャンピオンが常態化しています。それはもちろんその選手のとんでもない才能と不断の努力によるものですげえ事なのですが、新しいライバルが育って来ないことも確かです。
MFJは「昔」ではなく「今」と「未来」の選手とファンを(ついでにプレスも)どう大切にして新たに獲得していくか考えないと、このまま縮小を続けるしかないと思います。
というわたくしの個人的愚痴はともかく、会場では表彰式に続いて懇親会が始まりました。
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乾杯の音頭は、中須賀克行選手(JSB1000)、小川友幸選手(TR IAS)、成田亮選手(MX IA1)の、3人合わせて(多分)延べ28回という黄金のチャンピオンたち。
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会場にはお茶とジュースとサンドイッチ。
僕は昨年この表彰式に行っていないので今年が初めてなのかわかりませんが、これまでこの懇親会にはビールや日本酒、お寿司やパスタなどのバイキングが用意されていました。この辺にもMFJの縮小が出てしまっていると思うのは、タダ酒を期待していた私のゲスな気持ちがいけないですね(苦笑)
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飲食物には関わらず、ライダーと参加者は大盛り上がり。
中須賀選手はすでにヤマハと来年のハンコを押したことを暴露。成田選手もホンダとの契約更新が決まったそうです。
小川選手は「僕はまだハンコは押していないんですが、多分来年も(同じ体制で)走らせていただけると思います」
今年1シーズン2回の優勝を遂げ、ゼッケンをついに2番に上げた野崎選手。
「ようやくここまで来ました。残すはあとひとつだけですね!」と来年に向け意気盛んです。
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黒山選手は「今年はいろんなレースを走れて、結局全部外してしまったのはともかく、貴重な体験が出来ました。来年もチャンスがあるなら、電動バイクも含めてチャレンジしたいです」
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心配される今年のデ・ナシオンで負った足の怪我ですが、見たところ普通に歩けています。ちょっと安心したのですが、「まあこのくらい(日常生活)なら問題無いです」とのことで、まだまだ完治とはいかないようです。チャンピオン奪還にこだわらない発言も、このあたりが関係しているのかもしれません。
小川選手は「どこまで行けるかわかりませんが、来年は6連覇の記録をもうひとつ伸ばせればと思います」
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裕大さんは「小川さんは、(氏川)政哉が伸びてくるのを待っていると思いますよ。もちろん負けるつもりはないけど、チャンピオンを譲るなら彼に、ってね」
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おや、お客さんの中にこんな顔が(^^)
「来年は夢のシングルゼッケン(8番)です!」
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さてこれで2018年のレースは完全に終了。来年のモータースポーツ界はどんな展開になることでしょう。
そしてこの偉大な選手たちが元気な最後のチャンスのうちに、MFJがモータースポーツを次世代につなげていくことを切に願います。
MFJ全カテゴリー、トップ3の表彰式です。
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会場には、各カテゴリーのチャンピオンマシン。
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もちろん小川友幸選手のマシンもあります。
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トライアル界からの表彰は、まずはレディース。
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チャンピオン:西村亜弥 2位:小玉絵里加 3位:山中玲美
国際B級
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チャンピオン:山森篤志 2位:冨名腰慶亮 3位:和気聖司(欠席)
国際A級
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チャンピオン:武井誠也 2位:永久保恭平 3位:小野貴史(欠席)
武井選手と永久保選手は、二人共来年スーパークラスに再昇格するそうです。
国際A級スーパークラス
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チャンピオン:小川友幸 2位:野崎史高 3位:黒山健一
野崎選手は「今年は11年続いたランキング3位を、ついに脱出出来ました」とニコニコ顔。
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小川選手には6連覇達成のプレートも、同時に贈られます。
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全日本ランキングは落としてしまった黒山選手ですが、海外参戦功労賞部門で、FIMトライアル選手権 TRIAL-E CUP2位獲得が表彰です。
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トライアル部門からはMFJ全カテゴリーでかつて誰も実現していない6連覇を達成した、小川友幸選手。と、それを支えた田中裕大さん。
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裕大さんがこの表彰式に呼ばれるのは、1999年にIBチャンピオンになって以来、19年ぶり。
「スピーチもなかったので、リラックスして壇上に立てました」とのこと。
「でもメカニックも受賞って、他のカテゴリーに誤解されないか心配ですわ。ロードレースなんかねえ、メカニックが「オレも貰えるんちゃう?」ってね」(笑)
今年のトライアルプレス賞はもうひとり。全日本に挑戦し続けて21年目にしてついにチャンピオンを獲得した、国際B級 山森篤志選手。
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トライアルに限らず全体の問題であるライセンス人口減少の現状を打破するために、MFJは今年から「モーターサイクルスポーツ殿堂顕彰」なる表彰カテゴリーを新設しました。
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そしてこの「モーターサイクルスポーツ殿堂顕彰」の第1回目として、ロードレース世界選手権で1968年に日本人として初優勝をした高橋国光さん、1963年にマン島TTレースで優勝した伊藤光夫さんが表彰されました。
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これは個人の感想ですが、先人の偉業を改めて表彰することは、僕はライセンス人口を増やしオートバイ文化を育てるためには役に立たないように思います。
高橋氏、伊藤氏は偉大だとは思いますが、過去の栄光を再確認しても、それはMFJの発展時期を取り戻すことにはつながらないからです。
MFJとモータースポーツの抱える問題は、新しい選手が育って来ないこと。今は選手どころか、一般ライダーですら減少に歯止めがかかっていないのです。MFJはここを何とかする対策を出さないと。
レースではトライアルに限らず、モトクロスの成田亮選手、ロードの中須賀克行選手など、多くのカテゴリーで連続チャンピオンが常態化しています。それはもちろんその選手のとんでもない才能と不断の努力によるものですげえ事なのですが、新しいライバルが育って来ないことも確かです。
MFJは「昔」ではなく「今」と「未来」の選手とファンを(ついでにプレスも)どう大切にして新たに獲得していくか考えないと、このまま縮小を続けるしかないと思います。
というわたくしの個人的愚痴はともかく、会場では表彰式に続いて懇親会が始まりました。
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乾杯の音頭は、中須賀克行選手(JSB1000)、小川友幸選手(TR IAS)、成田亮選手(MX IA1)の、3人合わせて(多分)延べ28回という黄金のチャンピオンたち。
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会場にはお茶とジュースとサンドイッチ。
僕は昨年この表彰式に行っていないので今年が初めてなのかわかりませんが、これまでこの懇親会にはビールや日本酒、お寿司やパスタなどのバイキングが用意されていました。この辺にもMFJの縮小が出てしまっていると思うのは、タダ酒を期待していた私のゲスな気持ちがいけないですね(苦笑)
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飲食物には関わらず、ライダーと参加者は大盛り上がり。
中須賀選手はすでにヤマハと来年のハンコを押したことを暴露。成田選手もホンダとの契約更新が決まったそうです。
小川選手は「僕はまだハンコは押していないんですが、多分来年も(同じ体制で)走らせていただけると思います」
今年1シーズン2回の優勝を遂げ、ゼッケンをついに2番に上げた野崎選手。
「ようやくここまで来ました。残すはあとひとつだけですね!」と来年に向け意気盛んです。
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黒山選手は「今年はいろんなレースを走れて、結局全部外してしまったのはともかく、貴重な体験が出来ました。来年もチャンスがあるなら、電動バイクも含めてチャレンジしたいです」
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心配される今年のデ・ナシオンで負った足の怪我ですが、見たところ普通に歩けています。ちょっと安心したのですが、「まあこのくらい(日常生活)なら問題無いです」とのことで、まだまだ完治とはいかないようです。チャンピオン奪還にこだわらない発言も、このあたりが関係しているのかもしれません。
小川選手は「どこまで行けるかわかりませんが、来年は6連覇の記録をもうひとつ伸ばせればと思います」
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裕大さんは「小川さんは、(氏川)政哉が伸びてくるのを待っていると思いますよ。もちろん負けるつもりはないけど、チャンピオンを譲るなら彼に、ってね」
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おや、お客さんの中にこんな顔が(^^)
「来年は夢のシングルゼッケン(8番)です!」
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さてこれで2018年のレースは完全に終了。来年のモータースポーツ界はどんな展開になることでしょう。
そしてこの偉大な選手たちが元気な最後のチャンスのうちに、MFJがモータースポーツを次世代につなげていくことを切に願います。
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