和歌山県にある湯浅トライアルパーク、4月14日、全日本トライアル開幕戦当日の朝8時頃の風景です。

開幕戦の会場は、どことなく穏やかな雰囲気。
パドック横には昨年もあったこのブースが、お客を集めています。

地元の大学が、スポーツマッサージをしてくれるのです。
仕掛け人は元国際A級トライアルライダーの、戸田一男さん。

今はこの大学の教授を勤めており、もしかしてトライアル界の出世頭?
施術代は昨年は無料でしたが、今年は「ワンコインのお心付けをいただければ幸いです」とのこと。
国際A級小谷徹選手がスタートに遅れたのは、ここでマッサージをしてもらっていたため、というのは秘密です(^^)
パドックの反対側では、スーパークラスがウォーミングアップ中。

スーパークラスのスタートは、午前9時から。
まだ雨は降っていませんが、天気予報は午前中からの降水確率を80%と伝えています。
IASのスタートは18人。これだけで約20分という、一大イベントでございました。

今回用意されたセクションは、スーパークラスは第1を飛ばして、第2から第11までの10セクションを2ラップ。これに加え18人中10位までの選手が、2つのスペシャルセクションの出走権を得ます。
雨が予想されるため、セクション難易度はやさしめです。
最初の第2セクションでは岡村将敏選手と砂田真彦選手が1点を着いたほかは、皆クリーン。
だったのですが、ありゃあ、氏川選手だけ2点をとってしまいました。
練習だと100回やっても0点でしょうに、やっぱり固くなるんですねえ。

第3セクションからは少し難易度が上がり、新昇格の山崎選手は5点。

再昇格の武井選手。早くもかなり危なかったけど、よかった、怪我はなかった。

スーパー3年目の久岡孝二選手も、失敗。

夢の一桁ゼッケンの藤原選手も、5点。

この岩の右側にあるマーカーに後輪が接触してしまう選手が、他にも何人も出てしまいます。
吉良祐哉選手も、マーカーの犠牲に。

氏川選手はこの岩はクリアしたものの、そのあと足着きの2点。

でも今年4番をつける柴田選手は、クリーン。

黒山選手、友幸選手も0点。


でも野崎選手は出口手前で、1点をとってしまいました。

第4セクション。

斜面の途中から再スタートする上りで、吉良選手は失敗。

まくれ返りそうになりながら、氏川選手は1点。

柴田選手も、1点。

でも黒山、野崎、友幸選手の3人は、ここをクリーンで終えます。



試合は第5セクション。
SSDTのような沢登りにやって来ました。ここは昨年は大雨で、川のようになっていたところ。
今年はまだ雨が降っていませんが、斎藤選手は沢の部分で5点。

氏川選手は、岩の上のターンで3点。氏川選手、今日はまだクリーンがありません。

柴田選手は、岩から転落。

ほかの選手が全員減点をとったここを、野崎、友幸、黒山選手の3人はキレイにクリーンしました。



今回やさし目のセクションではありますが、第4も第5もクリーンしたのは、実はこの3人のみ。スーパークラスの中でこの3人が、いかに突出した実力を持つのかよくわかります。
となりの沢に移動して、第6セクション。昨年雨が降る試合で、平田雅裕選手が足を大怪我したところです。
そしてここに来て、ついに雨がぱらつき始めました。

斎藤選手は手前で足を着いてしまいますが、最難関の大岩はクリア。


氏川選手も、今日最初のクリーン。

第5で「やってもうた」の柴田選手、失敗を引きずらずにクリーン。

黒山選手、野崎選手も0点だったのですが


あれまあ、友幸選手がちょい足で1点。ここまでオールクリーンが崩れてしまいました。

チャンピオンでも、こんなミスがあるんですねえ。
先ほどぱらぱら来た雨はやんで、第6の奥に作られた新開発の第7セクション。
V字の谷を左右に飛び移りながら進む設定です。
氏川選手は、この飛び移りで1点。

トップ3の中で最初に入った友幸選手は、0点。

黒山選手も、クリーン。

ところが、野崎選手は1点。

野崎選手はオールクリーンの黒山選手、1点の友幸選手に続き、合計2点で3位に着けます。
セクションゾーンを大きく移動して、平地に作られた第8セクション。
このタイヤ越えのラインが狭く、ちょっとせせこましい設定です。
野崎選手と同じ、合計2点だった毅士選手は、ここで1点。
柴田、野崎、黒山、友幸、氏川、斎藤選手はクリーンです。


1ラップ目終盤を迎えて、ここまでの順位は
1位 黒山健一 0点
2位 小川友幸 1点
3位 野崎史高 2点
4位 小川毅士 3点
5位 柴田 暁 6点
6位 斎藤晶夫 7点
7位 氏川政哉 9点
8位 武井誠也 12点
9位 久岡孝二 15点
10位 成田 亮 17点c3
11位 平田貴裕 17点c2
11位 山崎頌太 19点c2
12位 永久保恭平 19点c1
13位 吉良祐哉 20点c3
14位 藤原慎也 20点c2
15位 磯谷 玲 21点
17位 岡村将敏 24点
18位 砂田真彦 25点
試合は第9セクション。

最後のこの登りがなかなか難しく、野崎選手と競っていた毅士選手を始めとして、ここまで全てのライダーが5点です。
斎藤選手はここでバイクを降りてしまいます。

氏川選手はアウトへの左側のマーカーの内側を走ることができません。

でも柴田選手はクリーン。

黒山選手も0点。

野崎選手にとってここは、トラウマ的セクション。
昨年はこのセクションまで圧倒的トップだったのですが、ここを2回とも登れず、それが原因で3位に終わってしまったのです。


野崎選手、今年のトライ。

なんだか簡単にクリーンしてしまいました。
昨年はまったく問題なく登っていた、友幸選手。ところが今年は…

アシスタントの田中裕大さんによると「ちょっと慎重になりすぎました」という5点。
友幸選手も試合後のインタビューで「去年も1回も失敗していない得意パターンだったんですけど、やっぱりプレッシャーですね」と、神経戦を走るメンタル面での難しさを語ります。
しかし失敗を引きずらず、次の第10はクリーン。

でもこの第10は、ライバルたちも0点で抜けています。

1ラップ目最後の、第11セクション。

出口手前のステアが難しく、久岡選手は3点。

ここまで合計6点と、友幸選手と同点に追いついていた柴田選手。

登り損ねたのですが、諦めずに粘ります。
でも気持ちの焦りでしょうか、結局落ちてしまいました。

友幸選手はここをクリーン。

とりあえず、柴田選手を突き放します。
ここまでトップを走る黒山選手。最期も0点で、ラップオールクリーンを達成です。

最後に入った野崎選手も0点。

この結果、友幸選手は3位で試合を折り返すことになったのです。
1ラップ目の順位は以下のとおり。
1位 黒山健一 0点
2位 野崎史高 2点
3位 小川友幸 6点
4位 柴田 暁 11点
5位 小川毅士 13点
斎藤晶夫 13点
7位 氏川政哉 14点
8位 武井誠也 22点
9位 藤原慎也 27点
10位 久岡孝二 28点
11位 成田 亮 30点c3
12位 平田貴裕 30点c2 1点1
13位 山崎頌太 30点c2 1点0
14位 磯谷 玲 30点c1
15位 永久保恭平 34点
16位 吉良祐哉 35点
17位 岡村将敏 39点
18位 砂田真彦 40点
前後の選手の減点差はほとんどなく、このあと雨が降り始めてひとつでもミスが出れば大きく順位が入れ替わる状態で、試合は2ラップ目を迎えます。

開幕戦の会場は、どことなく穏やかな雰囲気。
パドック横には昨年もあったこのブースが、お客を集めています。

地元の大学が、スポーツマッサージをしてくれるのです。
仕掛け人は元国際A級トライアルライダーの、戸田一男さん。

今はこの大学の教授を勤めており、もしかしてトライアル界の出世頭?
施術代は昨年は無料でしたが、今年は「ワンコインのお心付けをいただければ幸いです」とのこと。
国際A級小谷徹選手がスタートに遅れたのは、ここでマッサージをしてもらっていたため、というのは秘密です(^^)
パドックの反対側では、スーパークラスがウォーミングアップ中。

スーパークラスのスタートは、午前9時から。
まだ雨は降っていませんが、天気予報は午前中からの降水確率を80%と伝えています。
IASのスタートは18人。これだけで約20分という、一大イベントでございました。

今回用意されたセクションは、スーパークラスは第1を飛ばして、第2から第11までの10セクションを2ラップ。これに加え18人中10位までの選手が、2つのスペシャルセクションの出走権を得ます。
雨が予想されるため、セクション難易度はやさしめです。
最初の第2セクションでは岡村将敏選手と砂田真彦選手が1点を着いたほかは、皆クリーン。
だったのですが、ありゃあ、氏川選手だけ2点をとってしまいました。
練習だと100回やっても0点でしょうに、やっぱり固くなるんですねえ。

第3セクションからは少し難易度が上がり、新昇格の山崎選手は5点。

再昇格の武井選手。早くもかなり危なかったけど、よかった、怪我はなかった。

スーパー3年目の久岡孝二選手も、失敗。

夢の一桁ゼッケンの藤原選手も、5点。

この岩の右側にあるマーカーに後輪が接触してしまう選手が、他にも何人も出てしまいます。
吉良祐哉選手も、マーカーの犠牲に。

氏川選手はこの岩はクリアしたものの、そのあと足着きの2点。

でも今年4番をつける柴田選手は、クリーン。

黒山選手、友幸選手も0点。


でも野崎選手は出口手前で、1点をとってしまいました。

第4セクション。

斜面の途中から再スタートする上りで、吉良選手は失敗。

まくれ返りそうになりながら、氏川選手は1点。

柴田選手も、1点。

でも黒山、野崎、友幸選手の3人は、ここをクリーンで終えます。



試合は第5セクション。
SSDTのような沢登りにやって来ました。ここは昨年は大雨で、川のようになっていたところ。
今年はまだ雨が降っていませんが、斎藤選手は沢の部分で5点。

氏川選手は、岩の上のターンで3点。氏川選手、今日はまだクリーンがありません。

柴田選手は、岩から転落。

ほかの選手が全員減点をとったここを、野崎、友幸、黒山選手の3人はキレイにクリーンしました。



今回やさし目のセクションではありますが、第4も第5もクリーンしたのは、実はこの3人のみ。スーパークラスの中でこの3人が、いかに突出した実力を持つのかよくわかります。
となりの沢に移動して、第6セクション。昨年雨が降る試合で、平田雅裕選手が足を大怪我したところです。
そしてここに来て、ついに雨がぱらつき始めました。

斎藤選手は手前で足を着いてしまいますが、最難関の大岩はクリア。


氏川選手も、今日最初のクリーン。

第5で「やってもうた」の柴田選手、失敗を引きずらずにクリーン。

黒山選手、野崎選手も0点だったのですが


あれまあ、友幸選手がちょい足で1点。ここまでオールクリーンが崩れてしまいました。

チャンピオンでも、こんなミスがあるんですねえ。
先ほどぱらぱら来た雨はやんで、第6の奥に作られた新開発の第7セクション。
V字の谷を左右に飛び移りながら進む設定です。
氏川選手は、この飛び移りで1点。

トップ3の中で最初に入った友幸選手は、0点。

黒山選手も、クリーン。

ところが、野崎選手は1点。

野崎選手はオールクリーンの黒山選手、1点の友幸選手に続き、合計2点で3位に着けます。
セクションゾーンを大きく移動して、平地に作られた第8セクション。
このタイヤ越えのラインが狭く、ちょっとせせこましい設定です。
野崎選手と同じ、合計2点だった毅士選手は、ここで1点。
柴田、野崎、黒山、友幸、氏川、斎藤選手はクリーンです。


1ラップ目終盤を迎えて、ここまでの順位は
1位 黒山健一 0点
2位 小川友幸 1点
3位 野崎史高 2点
4位 小川毅士 3点
5位 柴田 暁 6点
6位 斎藤晶夫 7点
7位 氏川政哉 9点
8位 武井誠也 12点
9位 久岡孝二 15点
10位 成田 亮 17点c3
11位 平田貴裕 17点c2
11位 山崎頌太 19点c2
12位 永久保恭平 19点c1
13位 吉良祐哉 20点c3
14位 藤原慎也 20点c2
15位 磯谷 玲 21点
17位 岡村将敏 24点
18位 砂田真彦 25点
試合は第9セクション。

最後のこの登りがなかなか難しく、野崎選手と競っていた毅士選手を始めとして、ここまで全てのライダーが5点です。
斎藤選手はここでバイクを降りてしまいます。

氏川選手はアウトへの左側のマーカーの内側を走ることができません。

でも柴田選手はクリーン。

黒山選手も0点。

野崎選手にとってここは、トラウマ的セクション。
昨年はこのセクションまで圧倒的トップだったのですが、ここを2回とも登れず、それが原因で3位に終わってしまったのです。


野崎選手、今年のトライ。

なんだか簡単にクリーンしてしまいました。
昨年はまったく問題なく登っていた、友幸選手。ところが今年は…

アシスタントの田中裕大さんによると「ちょっと慎重になりすぎました」という5点。
友幸選手も試合後のインタビューで「去年も1回も失敗していない得意パターンだったんですけど、やっぱりプレッシャーですね」と、神経戦を走るメンタル面での難しさを語ります。
しかし失敗を引きずらず、次の第10はクリーン。

でもこの第10は、ライバルたちも0点で抜けています。

1ラップ目最後の、第11セクション。

出口手前のステアが難しく、久岡選手は3点。

ここまで合計6点と、友幸選手と同点に追いついていた柴田選手。

登り損ねたのですが、諦めずに粘ります。
でも気持ちの焦りでしょうか、結局落ちてしまいました。

友幸選手はここをクリーン。

とりあえず、柴田選手を突き放します。
ここまでトップを走る黒山選手。最期も0点で、ラップオールクリーンを達成です。

最後に入った野崎選手も0点。

この結果、友幸選手は3位で試合を折り返すことになったのです。
1ラップ目の順位は以下のとおり。
1位 黒山健一 0点
2位 野崎史高 2点
3位 小川友幸 6点
4位 柴田 暁 11点
5位 小川毅士 13点
斎藤晶夫 13点
7位 氏川政哉 14点
8位 武井誠也 22点
9位 藤原慎也 27点
10位 久岡孝二 28点
11位 成田 亮 30点c3
12位 平田貴裕 30点c2 1点1
13位 山崎頌太 30点c2 1点0
14位 磯谷 玲 30点c1
15位 永久保恭平 34点
16位 吉良祐哉 35点
17位 岡村将敏 39点
18位 砂田真彦 40点
前後の選手の減点差はほとんどなく、このあと雨が降り始めてひとつでもミスが出れば大きく順位が入れ替わる状態で、試合は2ラップ目を迎えます。

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