コロナウィルスによる緊急事態宣言などでの道場の変化について...
5月は休業...6月に入り通常の稽古を再開...ただ、油断できないので、道場の玄関に消毒やウィルスブロックスプレーなどが関所のようにあります...(笑)それをやらないと入れないよって...。 あとは距離をとって稽古して頂くようになっています。
対人稽古は?
空手は一人の稽古がたくさんあります。基本稽古、移動稽古、型...ほぼ独りで自分の身体、技を創っていくというものです。組手も徐々に...サポーターをつけて、消毒してからやるようにしています。
まだまだコロナウィルスとの闘いは油断できない状況ですから...。
生徒さん達も自粛でぐっとこらえていたところもあったと思うので、いざ稽古が始まるとなると発散できるということもあるのではないでしょうか?
そうですね。待ってました!という方が多かったので、空手恋しかった!って言ってもらえたりして嬉しかったですね。もしかしたら、”会えない時間が愛を育てるのさ”ってあるじゃないですか。空手と会えない時間が、空手愛をみなさん良い方に育んで...そういう想いをつのらせて道場に来てくれれば、災い転じてで嬉しいです。でも、皆さん、一生懸命汗を流されていて、言われた通り発散のエネルギーを感じます。
自粛期間中で何が本当に好きなのかわかる期間になってたのかもしれないですね。
自分自身も、道場生のみなさんが来られていない時、道場を独り占めしてその期間バッチリ自分の稽古しました! あと1人になっているから時間とかも取れましたし、また自分自身も改めて空手や武道愛を感じる時期になりました。
バランスですね...こういう時期に得たことも...やっぱりこういうことも必要なんだなという、バランス感覚を取り戻しなさいという期間だったのかもしれませんね。
コロナウィルスに気をつけつつみんなで頑張りましょう!
トラバースが公開されて1周年になりました! ここから師範主演の映画トラバースについて詳しくお伺いしたいと思います。
1周年…師範はいかがですか?
昨年6月に一般公開されてから、皆さんに可愛がっていただきながら、豊川市、名古屋、小田原市、浜松市、東京、大阪、京都、横浜、長野の佐久市と...全国で上映していただいてちょうど1年...
それぞれの場所でいろんな方に観ていただいて舞台挨拶もあちこち行かせていただいて、いろんな方々にお会いできて、いろんな風景が思い出として1年...感慨無量ですね...本当に皆さんありがとうございます。まだ走っていますけど...。
この1年印象に残っていることとかお客さんの反応でぐっときたと言う事はありますか?
泣いてくださいっていた方とか見えて、握手してくださったりとか...
アクションだけでなく家族愛ということも描かれているので、涙が出ちゃうのもわかります。
大事にしているところ...アクションは大事ですけど、何のために闘うのか...”護るために闘え。”というキャッチコピーがあるんですけど...人って何のために闘う...トラバースって乗り越えると言う意味じゃないですか、その部分がヒューマンドラマとして大事な部分であって、きっとそんなところに感銘を持っていただいたんじゃないかと思います。
何名かそういう方が見えたんですけど嬉しかったです。
ドラマとして何かが胸に残ることっていうのは我々キャストやスタッフとしても非常に大事にしているところで、その光景はインパクトがあって嬉しかったです。
アクション映画というと男性が好むイメージがあったんですが、映画トラバースを観に来てくださっている方を見ると、女性も男性も同じ位の比率で見ていたりとかお子さんも幅広くいらっしゃったので、家族愛が描かれているということも大きく関係しているんだと思いました。
映画トラバース、まだご覧になられていない方も見えると思いますが、自分を主人公に起用していただいて、ワイヤーアクションやCGを使わないアクションにこだわって、アクション映画の原点の魅力を伝えようと...主人公は空手家なんですが、本職の空手家を...自分なんですが...を起用して、しかもヒューマンドラマとして、家族愛とか、父と娘がどういう風に乗り超えて愛を育てていくのかとか、そういうドラマを皆さんに楽しんでいただけるよう製作した映画が、映画TRAVERSEです。
ワイヤーアクションやCGを使うと迫力が出て非常に素晴らしい映像ができるんですが、ただ一方で、もう一回原点の、生身の人間の力だけで創るアクション映画を創るという...それが重要なチャレンジだと思いまして...。生身の人間の迫力だとか情熱だとかそういうことを感じていただけると思います。映画TRAVERSE、よろしくお願いいたします!