パパです。
変わり果てたリクを見つけたのは私でした。
いつもと様子が違うのは帰宅して直ぐに感じた。
リクに手を伸ばし、触れた瞬間に何が起きているか分かった。
リクの名を叫び抱き上げると、肺に空気が残っていたのだろう、「ウゥ…」と小さく声が出た。身体はまだ少し温かかった。
リクを抱きながらスマホを手に取り、残業中のママにメールを送った。
リクが死んでる
電話して
震える手で何とかそれだけ送信して電話を待った。
直ぐに電話をかけてきたが、パニック状態のパパの様子でママも理解し、泣き崩れた。
ママの帰りを待つ間、
「ごめんよ、リク。ごめん」と、泣いて謝りながらリクの汚れた身体を拭いた。
独りで行かせてしまったことが申し訳なかった。
泣きながら帰宅したママも同じで、
「ごめん」や「何で?」と叫びながらリクにすがった。
少し落ち着いてからホームドクターの元へ行き、リクを綺麗に整えて貰った。
ダンボール製の棺を抱えて帰るとまた泣いた。
目を見開いたリクの顔は決して安らかではなかった。
リクは最後の最後まで病気の発作と戦ったのだ。
生きてママ達の帰りを待っていたかったのに、紙一重で敗れたのだろう。
最後まで頑張ったリクをとても誇りに思う。
「偉いぞ、リク!」
「お利口さんだ、リッくん!」
「リッくん、カッコイイ!」
リクがウチに来て以来、毎日こうして褒めて来た。
だから今日もリクに手を合わせ、声を掛ける。
「リッくん頑張ったね、ありがとう」
変わり果てたリクを見つけたのは私でした。
いつもと様子が違うのは帰宅して直ぐに感じた。
リクに手を伸ばし、触れた瞬間に何が起きているか分かった。
リクの名を叫び抱き上げると、肺に空気が残っていたのだろう、「ウゥ…」と小さく声が出た。身体はまだ少し温かかった。
リクを抱きながらスマホを手に取り、残業中のママにメールを送った。
リクが死んでる
電話して
震える手で何とかそれだけ送信して電話を待った。
直ぐに電話をかけてきたが、パニック状態のパパの様子でママも理解し、泣き崩れた。
ママの帰りを待つ間、
「ごめんよ、リク。ごめん」と、泣いて謝りながらリクの汚れた身体を拭いた。
独りで行かせてしまったことが申し訳なかった。
泣きながら帰宅したママも同じで、
「ごめん」や「何で?」と叫びながらリクにすがった。
少し落ち着いてからホームドクターの元へ行き、リクを綺麗に整えて貰った。
ダンボール製の棺を抱えて帰るとまた泣いた。
目を見開いたリクの顔は決して安らかではなかった。
リクは最後の最後まで病気の発作と戦ったのだ。
生きてママ達の帰りを待っていたかったのに、紙一重で敗れたのだろう。
最後まで頑張ったリクをとても誇りに思う。
「偉いぞ、リク!」
「お利口さんだ、リッくん!」
「リッくん、カッコイイ!」
リクがウチに来て以来、毎日こうして褒めて来た。
だから今日もリクに手を合わせ、声を掛ける。
「リッくん頑張ったね、ありがとう」
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