職人美容師のひとり言。

ひとり言がつぶやきたかったんだな~って思ってもらえただけで嬉しいブログ

カット椅子を見て思う。

2016-01-24 14:56:37 | 日記
美容業界が徒弟制度で縦社会である事は
知られているようなそうでないような
以前よりは色んな事が変化して
昔話のようになってきているかもわかりませんが

僕が修業時代はとても厳しくスタイリストと
アシスタントの差はとても大きく大げさにいえば
人としても認められないと言っても
過言ではありませんでした。

当時色んな事の格差を感じて仕事をしていましが
今では当たり前のカットする時に使う
カット椅子が店に1台しかなく当然ランクが上の
スタイリストが使うので使う事が出来ず
カットは目線でしっかり正確にカットするので
膝まづいてカットするケースもありました。

そんなある日何度か来店しているお客様に
施術を終えお見送りに表に出たら

「あなたの仕事に対する姿勢は感動する
しかも膝まづいてまで丁寧にカットしてくれて
涙が出そうありがとう」と両手を取りながら
そう言ってくれました。

僕は当たり前の事ですからそこまで思わなくても
大丈夫ですよ」と言うのが精一杯で
僕の方が泣きそうになった事を
カット椅子を見るたびに昨日の事の様に
思い出します。

最近は時間があると長い美容人生での
お客様との感動的で素敵な物語が思い出される
本にでも書きつづって紹介したいところですが
才能と言うものが必要なのでなかなかね~。

自叙伝は書きたいファンの皆様には言ったり
していますが自叙伝と言うより世の中には
素敵な方が沢山いる事を伝えるために
書く必要があるかも知れないな~
なんて思ったりしてまあ
現実になるのか夢物語になるのか
乞うご期待!(笑

コメント
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