青い聖夜
奇跡は起こるだろうか
仄白い夜
静かに鐘は鳴り響き
この世の生を祝福している
でも、私の坊やは
深いあの海に今も沈んでいて
真珠貝にいだかれながら
私を待ちわびている
降りしきる雪をまとい、
今日も私は夜の海の底をさ迷い歩く
かつて幸せだった時代を
思い浮かべながら
あの子を探し続ける
夜よ、
夜よ、
どうか去らないでおくれ
せめて、
あともう少し探させておくれ
朝日が昇るころには
私は戻らなければならないのだから
私の亡き骸が冷たく眠る
あの海流の彼方へと
静かに追いやられてしまうのに
私はもう耐えられないのだから
あの子を見つげずして……
レイラ☆❄✨
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます