逃げている 逃げている 必死で逃げている
ひとりで逃げている ひたすら逃げている
暗闇の中 走って逃げるというよりも、泳いで逃げているような感覚・
ああ、こんなことになる前に、前に世界を敵に回してしまったあのひとと
連絡を取ればよかった。まさか次は私の番だとは思わなかったから
あの人は今どこで何をしているのだろう。今更考えてももう間に合わない。
世界中を敵に回したようになってしまったこと
私は前世有名だったから どこに逃げても わかってしまう
そんな夢を数年前に見ましたが、それは前世の想い出。
正夢のように昨日世界中を敵に回してしまったようになってしまったこと。
この世界で
でも大丈夫、もう大丈夫。なぜならもう、ボタンひとつで、スイッチを切ってしまえばもう無い世界だから。
でもその世界に入るときは深呼吸、深呼吸。もしかしたら少し息苦しかったのかも知れない。
その世界の中でもたしか、前に公開処刑された人がいた。私はそのままには出来ず、なんとかしようとした。その誠意は伝わった。短い間だったけれど
誠意を持って人と接した。
でもまさか次は自分の番だったとは、ほとんどの人は長いものに巻かれるだろう。ほとんどの人は忘れて行くだろう。その世界に自分がいなくなったとしても、でも創造主だけは、知っているだろう。
もしかしたら今日の助け舟は自分のために出された船だったのではないだろうか。