お嬢様、今日は手術の日でした。
今日も母は早起きをし、朝七時に家を出て、大学病院まで行ってきました。
手術前に、お嬢様と面会。15分くらい一緒にいたかなぁ…。私は、ここで娘とはお別れ、その後、研修医の先生に連れられ、手術室へと向かいました。
母は、車で待機しょうと思って、病院の出入口まで…そしたら、以前からお世話になってる担当のT先生がいらっしゃいました。
お嬢様の手術に立ち合ってくださるとの事。
いつも、威張る事なく低姿勢な謙虚なT先生。『僕は勉強のために、来ました』と…。
遠い所から、来てくださり、本当に有り難い限りです。
T先生も手術室へと案内され、私は車で待機する事に…。
手術の後に、研修医の先生から連絡を頂くまで、長い時間でした…二回にわけて手術がベストとの事でしたが…いっぺんに手術をしたかと思ってましたが…やはり、今日は、プレートの抜去だけでした。
手術をしてくださった、E先生も丁寧にご説明をしてくださりました。そして、T先生も一緒にお話を聞いてました。
お嬢様の骨の状態は、かなり悪い状態だそうです…。ボルト上から三本目にも亀裂が入ってたそうです。
今は、プレートをとても着けれないと…糠に釘状態だとおっしゃってました。
尺骨は、完全に骨吸収を起してるとのこと。そして、プレートをあてていた部分も骨が痩せ細ってました。素人の私が見てもわかります…。
とにかく、今は骨を太くする事だそうです。
今回は、添え木のギブスではなく、石膏で固めたギブスです。足をつくようにと、今までで一番、足先が出てるギブスです。
やはり、足をついてくれないとダメだそうで、朝晩の30分~1時間はリビングに出して歩かせていいとの事です。
2回目の手術(変形癒合を元に戻し、再度プレート固定)に関しては…するかしないかは、今後、決めていくそうです。変形癒合してても、うまく歩けるようになれば、手術しないかもと(手術したら、また同じ事を繰り返す可能性もあり)
昨日は、3、4ヶ月とおっしゃてましたが、今日の骨の状態では、半年くらいとの事です。
そして、今日も色々なケースのお話を聞いてきました。足をついてくれないと、とう骨も骨吸収を始めるそうです。万が一、そうなってしまった場合は、他のワンちゃんの骨を移植するか、人工骨を使用するとのこと。
話を伺った後、まだ、麻酔から完全に抜けきってないお嬢様とまた面会をしました。
エリカラをつけ、左前肢はギブス、右前肢には点滴をしバンテージで固定。人間同様、点滴の際、ガラガラと押して歩くものを、研修医の先生が押して来てくださいました。研修医の先生二人とT先生の三人です。
手術に耐えた、痛々しいちっちゃい娘の姿を見ると涙が止まりませんでした…。
その後、病院を後にし、大泣きで駐車場に向かう途中…ワンちゃんを二頭連れてた50代ぐらいの女性に、大丈夫ですか?
ワンちゃんどうされたんですか?と話しかけられ…骨折、再骨折の話をしたら
大丈夫ですよ!うちの子も、脱臼と腸の病気で、この病院に45日も入院したんですよ!でも、ほら、こうやって歩けますから!きっと、大丈夫、治りますよ。
気持ち、よーくわかります。私も何度、泣いた事か…。大丈夫ですよ!
と優しい言葉をかけて頂きました。
ホント、娘の事で、泣いてばかりの母です…。