幼い頃、動物を観察するのが好きでした。今も好きです。
お花や植物。昆虫。哺乳類。鳥類。トカゲにも声をかけていたりしました。
セキレイが道を歩いていると「あらっかわいい子がいるよ」なんて声をかけます。すると「あらっ私のことほめてくれたの」とでも言うようにターンして戻ってきたり。
鯉にも声をかけるので美容師さんには頭を心配されたりしてました。
さてトンボについていろいろ思い出があります。
動物観察が好きなので、恋の季節のトンボが結ばれて水辺に卵をうみつけるのを眺めていたんです。
川辺に産み付けるカップルがいれば、プールの消毒槽に卵を産み付けてしまうカップルもいるんです。
消毒槽に産み付けて間違って水面に落ちて、そのまま死んでしまうトンボもいました。
そっちじゃないよ、そっちに行くと未来がないよ、100メートル離れたところにある川が正解だよ。
いつもそんな風に心で思っても、トンボには届かないんです。
悲しい自殺行為を眺めてため息をつきます、でも彼らは一生懸命生きて満足かもしれません。
自然界の掟で、適切な判断ができない生き物は命も未来も残すことができないというものがあります。
でも、人間には知性があって、動物よりは情報を駆使して悲劇を回避することができます。
ほんの小さなボタンのかけ違いで転落していたなら、そこを変えるだけで未来が変わる。
ボタンのかけ違いを教えて、明るい未来を皆で共有したって楽しいと思うんですよ。
私は明るく楽しい未来を選択したい。だから消毒槽で産卵しそうなトンボみたいな人には、未来つぶしを回避して欲しいと思っています。
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