私の母は25年以上重い病気に悩まされて来ました。
30年くらい前から糖尿病。25年前から重度の鬱病。そしてハイパーなタイプの双極性障害。
親戚からそれとなしに縁を切られたのを思い出します。
お腹の中にゼリー状の腫瘍ができる難病。
糖尿病が進んで失明。
慢性腎不全になって透析。
心不全でペースメーカー。
脳幹梗塞。
鎖骨下静脈狭窄が複数回。
下肢動脈閉塞が複数回。
胆石ゴロゴロ。
大腸ポリープ。
そして今回の耳下腺炎からの植物状態。
結局また植物状態に戻りました。
透析ができなくなったら数日でお別れが来ますと、今日医師から告げられました。
様々な病院に入退院を繰り返し、四年に一度オリンピックイヤーに激しい躁状態になって散財し、着払いでダイヤモンドネックレスが複数個届いたり、一般的な家庭では経験できないような経験をいっぱいさせてくれました。
母は元々明るく元気で優秀で頭の回転が速い。世間体をちょっと気にしすぎる。
そんな母の魂は中華壺族。
中華壺族という種族だけが頑張り過ぎて壊れた結果、双極性障害になるということも、母のおかげで知りました。
7月7日に母からどうしても「スシローの茶碗蒸しが食べたい」と言われて、スシローに連れていきました。
母はスシロー信者でした。
高尾には近隣県からわざわざ食べに来るようなとても美味しいお寿司屋さんがあるけど、母はその名店よりもスシローを愛したのです。
楢原店のスシロースタッフさんはとても親切な方が多くて、車椅子をおしてスロープを上がっていくと、外開きのドアを開けて待っててくださる。
並んで座る席をすぐにセッティングしてくださる。
本当に良いお店です。
7日。
茶碗蒸しをモリモリ食べて、ああ良かった、美味しかったよと母は満足そうに喜んでいました。
母の望みのものを食べさせてあげることができて、本当によかったなあと思ったものです。
8日にはもう会話ができなくなるなんて。
もう最後の会話だったなんて、本当にいつ愛する人との別れが来るのかわからない。
みなさんも、家族や友達に後悔のないようにいっぱい愛を示してほしいです。
子は親を選んで産まれて来ると言うけれど、私は母から産まれた事で因果応報、原因と結果の法則をたくさん学びました。
どうしてこうなるのか。
何が原因なのか。
どうすれば解決できるのか。
取り返しがつかなくなる線はどこか。
全部母が教えてくれました。
カルマや因縁がどのように未来や子孫に影響を及ぼすのかも、体験して学びました。
まだ母は生きていて、ゆっくりと終着点に向かって進んでいます。
亡くなっても絶対に天国に送るし、今度生まれてくるときは絶対にしくじらないで良い人生を歩めるように全力で供養します。
そんな思いで、母がいつ戻ってきても大丈夫なように、家の中を片付けているところです。
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