Richard's Blog

リチャードの雑記帳

中国旅03 北京 明の十三陵、万里の長城

2012-01-12 10:26:04 | 海外旅行

北京・西安旅行 INDEX

北京・西安の旅 2日目 北京後半

ツアー2日目の後半、初めに明の十三陵(定陵)にやってきました。

ここは明代の皇帝13人とその后妃が眠るお墓群(世界遺産「明・清王朝の皇帝墓群」の一部)です。北京の西北郊外で、東、西、北の三方を山に囲まれた一帯に陵墓が散在しています。 このうち一般公開されているものは定陵と長陵、昭陵。

 この日見学する定陵は、第14代神宗万暦帝の陵墓で、中殿には漢白玉の王座、後殿には万暦帝と左右に2人の皇后の棺が安置されている。 

 

 

  

 

この門から入ります。 奥の山の手前に見える建物(明楼)の下に定陵の玄宮、通称「地下宮殿」があります。

 

 

  

 

 

 

さっき門のところから見えた明楼(魂の塔)の脇から地下宮殿に入ります。入口では持ち物の検査がありました。

 

  

 

 

 

1956年、考古学者らが定陵の試掘をはじめ1年の歳月をへて、分厚く強固な「金剛壁」の中に、墓室の「玄宮」に入るためのアーチ型の門を発見したという。 地下宮殿には一本の柱も梁もなく、天井はすべて石をアーチ型に組んだものである。

 

 

 

 

中殿には、前方から後方に向かって順に、孝靖皇后、孝端皇后、万暦皇帝の漢白玉製の宝座が三つ置かれている。宝座には、鳳凰と竜が彫刻されていてお賽銭のようにお金が投げいれられている。

 

 

 

 

 

ひつぎの両側には、副葬品を入れた24個の大木箱が置かれている

 

 

 

 

 

 地下宮殿の見学を終えて、地上に戻ります。

正面の建物は明楼(魂の塔)。1587年建設の明楼は、陵の象徴的な建築物。塔はカラフルに塗られた石彫で作られ、木造建造物の様にも見えます。神聖な心柱は塔の中に建てられ、心柱の上部には、偉大な明を意味する2文字「大明」が彫られています。その下には「神宗顕皇帝の陵」と彫られています。

 

  

 

 

定陵の見学を終えて戻る途中、警備のパトカーに遭遇。

 

 

 

 

 

 

12時30分ころ、昼食のレストランへ。 写真のお酒は店からのサービスでザクロ酒とか。アルコール度数は56%。気に行ったら、ここで買えるようです。

 

 

 

 

 この日のメニューは広東料理。 よくわかりませんが、おいしく頂けました。

 

 

 

 

 

昼食後ツアーバスで移動し、14時頃、次の目的地、八達嶺長城にやってきました。入口付近には国家重点風景名甠区と書かれた石碑が立っていました。

 

 

 

 

 

いわゆる万里の長城

訪問可能な地点のうち、もっとも有名かつ一般的な観光地となっているのが、北京郊外にある、八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)。万里の長城のうちもっとも早く観光地として一般公開された場所で、現在の遺構は明代に建設されたもの。

 総延長は8,851.8km。 すごいというか、あっけにとられる長さ。スケールの大きさに中国を感じる。

一般に長城を作ったのは秦の始皇帝だと認識されているが、現存している「万里の長城」の大部分は明代に作られたものである。秦の始皇帝がそれまであった長城をつなげて現在の形に完成させたらしい。

 

 

 

 

ガイドさんの説明を聞いた後自由時間となり通称女坂を登って行きます。反対の手前側に伸びている長城は上りがきついので男坂と呼ばれています。

 

 

 

 

万里の長城には、一定間隔で、どんたい、と言われる、いわゆる、のろし台、があります。当時の通信連絡手段としてのろしが使われたようです。

 

 

 

 

のろし台の3つ目辺りを過ぎたあたりですが、どこまでも果てしなく続いています。

時間があればもっと先まで行きたいのですが、時間もないので、この辺りから戻りました。

 

 

 

 

結構なこう配なので、下りは滑りやすく慎重に下りて行きました。

左の下方向に見えるのが八達長城観光の入口付近。 

 

 

 

 

 

外側の壁も観ることが出来るので、途中から壁面が見える通路から降りて行きました。それにしても、大昔にこんな大きな壁を8千キロにも渡って作ったというのには改めてびっくりしました。 

しかし世界有数の観光名所ですが、地元住民が家の材料にしたり、観光客へ販売するなどの目的で長城の煉瓦を持ち去り、破壊が進んでいる。また、長城がダム工事により一部沈んだり、道路建設により分断もされているところもあり、長城周辺の甘粛省や陝西省は、中華人民共和国でもっとも貧しい地域の1つでもあり、当局は対策に頭を悩ませているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

中心部に戻って来て、途中のレストランで夕食タイムです。 今日のメニューは名物のペキンダック。

テーブル席の近くでダックを切るところを見せてくれました。

 

 最初に食べ方を見せてくれて、我々もそれにならって食べました。美味しく頂けました。

 

 2日目の夜につづく 

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コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
万里! (市太郎)
2012-01-16 19:48:48
万里の長城って8千キロもあるんでしたっけ?!今更びっくりです。写真でもその雰囲気が感じます。すごいですねえ。
昼食の器はプラスチックですか?ちょっと不思議な感じが…
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万里 (リチャード)
2012-01-16 20:50:59
市さん、コメント感謝。
8千キロ、想像を超える長さですよね。最初にいろいろな個所でばらばらに作られていたのを、秦の始皇帝がつなげて、現在の形に完成させたようです。
昼食の器はブラに見えますか(笑)一応、瀬戸物でした。写真の精度が悪いですね(-_-;)
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磁器でしたか。 (市太郎)
2012-01-17 20:17:18
いえ、色が黄色や山吹色だったもので(⌒-⌒; ) スマフォ版で見てるので。
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万里! (あや)
2012-05-10 16:00:46
今年の8月に旅行に行こうと考えており、ブログ拝見させていただきました!やはり、長城は行くべきですね!とても楽しみです!
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万里 (リチャード)
2012-05-10 17:34:45
あやさん、コメントありがとうございます。
やはり、中国観光の目玉の一つ、長城は行くべきですね。気の遠くなるよな膨大な距離を、それも山岳地帯をつないで作られた長城の建設は想像を絶します。楽しんでください。
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ありがとうございます! (あや)
2012-05-11 09:38:57
コメント返信ありがとうございます!
今、楊貴妃のところのブログを拝見してます。行ってみたいところがどんどん出てきます!写真がとてもいいですね!どれも見やすくて参考になります!
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