
北京・西安の旅3日目の朝、明清時代の皇帝ゆかりの天壇公園に行きました。
天壇公園は、1420年に建設された中国最大(270万平方m)の壇廟で北京城の南東に位置し、明・清の皇帝が毎年豊作を祈った場所です。1998年世界遺産に指定されました。
朝8時過ぎに、東門から入って回廊を歩いて行きます。 回廊の上、屋根の内側はきれな模様で装飾されています。
門をくぐると広場に出て丸い建物が見えてきました。
中心の建物は天壇祈念殿。 三段の円形石壇の上に建ち、直径32m、高さ38mの円形木造建築。
時の皇帝が毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行った場所。
中央の階段には石彫の彫刻があり、鳳凰や龍、雲が描かれています。
近くに来ると大きさを感じます。 中を覗くと上まで吹き抜けになっていて四季を象徴する4本の柱と、12ヶ月を象徴する意味の赤い12本の柱があります。
祈念殿から左は東側、正面は南側
12月31日の夜からカウントダウンイベントが行われてテレビ中継などがあり、この日1月2日には鉄パイプで組んだ足場を人海戦術で解体しています。一本ずつ上から下の人に順送りして外していきます。
祈念殿を見学した後、再び東門に向けて歩いてくると、広場では朝から年配の人たちが太極拳やバドミントン、体操などいろいろな事をして体を動かしていました。
こちらでは民族衣装を着た人たちが音楽に合わせてダンスを踊ります。
こちらはゲームに興じるひとたち
中国将棋のようです。
こちらは、何でしょうか。麻雀のピンズのような絵柄ですが。何かのゲームでしょうね。
こちらは三線(さんしん)や弦楽器で演奏しして楽しんでいるひとたち。
すでにリタイアした人たちのようですが、寒いのに朝早くからこの公園に来て体や頭を動かしている人たち。 中国人が健康な理由でしょうか。