エロゲはやっぱり中古が一番

ハッピーライヴショウアップ!感想

ハッピーライヴショウアップ!たまたま批評空間で面白いがこのメーカーらしくないとのコメントがあったので、調べてみると同様のコメントが随分あることを知り、体験版をやる気になりました。
なにしろ前作のさくら、もゆで痛い目にあっていますのでね。プレイ中に寝落ちした唯一のゲームで誰一人攻略することなく、PCから削除。この瞬間が一番気分良かったことだけは覚えています(笑)。
ところが今作は思った以上に、テンポがいい。雰囲気も抜群です。少なくとも前作とはまるで違い、続きがとても気になりました。
しかも安かった!いつものショップでの特価ですが、これだけでは運賃が無料にならないくらいに。で買ったのですが・・・


大正解でした。シナリオはもちろんのこと、システム、サウンド、テキストどれをとっても文句なし。おまけにキャラが活き活きしており、今にも画面から飛び出してきそうなくらいで・・・
チョット喜びすぎました。まずはいつも通り、あらすじから。


ストーリー
極寒の大国ラーシャの長い冬が終わり、春の風が吹き始めた頃――
ライカスク学園の2年生アキト・ユキハラはある日、往来で泣いている迷子を見つける。
偶然居合わせたソフィア・トゥーリナと一緒に、迷子の親を探すことになったアキト。彼はその子を泣き止ませるために、魔法を使って見せた。
無事に親子を引き合わせた後、ソフィアはアキトに言った。
「私に、魔法を教えてくれませんか!?」
「私もあなたみたいになりたいんです!」
ソフィアに魔法を教えてくれる教室が見つかるまで、彼女の面倒を見ることになったアキト。ライカスク公園で魔法の練習をしている時、二人は大道芸をやっているルー・マオに出会う。
「あたしと一緒にライヴをやろう!」
この国では大道芸のことを「ライヴ」と呼ぶ。
ルーの一言で、大道芸大会に一緒にエントリーすることになった二人。
果たして、三人は本番当日までにメンバーを集めることができるのか!?
そして、ソフィアは魔法を習得することができるのか!?

「ハッピーライヴ ショウアップ!」
これは仲間たちと共に一つの太陽を作り出す物語――(メーカーHPより)


かなりボリュームがあって体験版でもあったようにライブのメンバー集めから始まり、バラバラで個性豊かな主人公をはじめとするヒロインたちが、一つのテーマをもとにまとまり、たった一度だけのチームが結成されます。
いよいよ本番、ここまでが共通ルートです。そして・・・


ヒロインはいつも通り攻略した順です。
最初のルートでクラリス、ルーのグループとソフィア、カーレンティア、ペチカのグループに分けられてます。
まずは、

クラリス・クローニャ。
ライカスク学園芸術科バレエコースの1年生で、バレエダンサー。ここは極寒の大国ラーシャでも1、2を争うくらいレベルが高い学園として有名です。彼女は特待生として入学したにもかかわらず、現在は学年末の選抜にももれ、留年の危機さえあるくらいのスランプに陥っていました。その原因が男子とのペアで踊ることができないほど極度の男性恐怖症。なんとか克服したいと思っているのですが、あまりにも真面目すぎる性格が返って深みに嵌る一方でした。
偶然同じアパートに住んでいることを知った主人公アキト・マキハラの過去をクラリスは知っていました。両親が世界的に有名なプロの魔法使いで、アキト自身もプロの魔法使いであったことを。ただアキトが両親に逆らい魔法界から引退した理由までは知りませんでした。アキトがユキハラという姓をなるべく使わないようにしているのも両親のことを隠すためだったのですが、クラリスにも同じように隠された負の部分があったのです。それがどうやら男性恐怖症の原因になっているようなのですが・・・


ルー・マオ。
ライカスク学園普通科の1年生で、大道芸人。
ジャグリングや綱渡り、パントマイムなど、幅広い芸を身に付けています。ライカスク公園でよく活動していて、地域にファンや顔馴染みの人も多く、彼女を起点に、ライブショウがはじまります。アキトとソフィアが最初のメンバーとなるのですが、実は昨年度ハラショウTVのライカスク予選で準優勝のルー、今回こそは優勝して決勝を目指していたのです。
多分、このルーが体験版の最初に描かれてなければ、この作品をプレイすることはなかったでしょう。ホントはもっと後にやりたかったのですが、選択肢が階段式で上のクラリスと同じグループ。
ライブ後に慰労会をするのですが、ウオッカで乾杯した後、「退屈そうにしているクラリスさんと話す」を選べば上のクラリス、「倒れたルーを介抱する」を選べば、このルート。
でも実際にはメインのソフィアさえ最後にすればどれを選んでも楽しめるように作られていました。

カーレンティア・ヴェリーベル。
ライカスク学園芸術科音楽コースの2年生で、ヴァイオリン奏者。
旧貴族で、音楽の名家でもあるヴェリーベル家当主の一人娘。幼いころから英才教育を受けており、既にプロ以上の技術の持ち主でその名声は学園内だけでなく、国内中に響いているほどです。完璧である反面、独りぼっちで、機械のようにひたすらヴァイオリンを弾いてきたこれまでの人生に疑問を抱いていたのですが、そこへ飛び込んできたソフィアたちと意気投合し、ライブへ参加することになります。
5人のヒロインの中でもこのルートは異質ですが、シナリオは文句なし。特に父親と音楽教師のあのお婆さんが最高!このルートだけで今回の購入分の元はとれました。後は高く買取ってもらうだけ(笑)

ペチカ・モニカ。
ライカスク学園普通科の3年生で、演劇部部長。
頭に血が上りやすい性格で、自身の言動のために、自分以外の演劇部員が全員退部をしてしまいます。そのことをずっと悔いており、演劇への情熱や、役者になるという夢も失ってしまい、何もせずに、一人で部室に入り浸り。ダラダラと毎日を過ごしていましたが、最低4人が必要な部としての存続も満たせず明日には閉鎖、追い出される前夜にアキトが飛び込んできたのです。
そして・・・
元が取れたはずのカーチャルートに勝るとも劣らないものでビックリ!
まさかペチカルートがここまでとは。一件ロリ風の一つ年上のペチカがメチャクチャ可愛い。ここでのシナリオは体験版でもあった彼女の親友とのケンカ別れがメインに組み立てられています。

ソフィア・トゥーリナ。
幼少期のうちに発現するはずの魔法の才能が最近になって見つかります。 何の取り柄もない自分にコンプレックスを抱いており、今からでも魔法を学び、自信を持ちたいと思っており、偶然出会わせたアキトの魔法にすっかり夢中になり教えを乞います。
恥ずかしがり屋で口下手だが、趣味の話になると饒舌になる一面を持ち合わせています。ペチカとの相性が意外にもあうのもそのためかもしれません。
全4ルートは全部大会が終わったところでエピローグというパターンですが、このルートだけは二部構成になっています。他のルートの倍近いボリュームがあるのもグランドルートだからです。そしてここで初めて下の謎の人物が明らかになります。
ただ新たな場面でスタートした時には、折角盛り上がった気分が一気に下がり、淡々とした日常生活に戻ってしまうため、チョッピリ前作の嫌な雰囲気が漂い始めたのですが、杞憂に終わりました。ものすごい感動を用意してくれてました。


???
ソフィールートで語られたエピローグみたいなもの。
時間も短く単なるおまけ。

あまり語るとネタバレになるのですが、体験版や本編での話題や謎などは、見事に回収されます。直ぐ上の???もその一つですが、初っ端に出てくるマーブル鉄道の列車と汽笛も、のちの個別ルートに入るシーン辺りで、なるほどと合点がいくことになるでしょう。
終わった後の爽快感、サイコーでした。これが75点の評価って信じられません。間違いなく秀作です。蛇足がなければ確実に90点オーバーなんですけどね。この意味は最後までプレイされればわかってもらえるはず・・・

ホンのチョッピリそれぞれのシーンのワンカットだけ画像をアップして終わることにします。






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