国際出願番号 : PCT/JP2008/073125 国際出願日 : 2008年12月18日
国際公開番号 : WO2009/078470 国際公開日 : 2009年6月25日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 外1名 発明者 : 久保 貴紀 外4名
本発明の目的は、RNA干渉効果を奏する2本鎖RNAに対して、RNA干渉効果の減弱を伴うことなく、細胞導入性及び分解酵素耐性が向上している新規な二本鎖RNAを提供することである。
β-1,3-グルカン骨格を有する多糖と2本鎖RNAの複合体において、以下の(i)~(iii)を充足させることにより、RNA干渉効果を有効に保持したまま、細胞導入性及び分解酵素耐性が顕著に向上させることができる(i)前記2本鎖RNAが、標的遺伝子中の標的配列に相補的な塩基配列からなるセンス鎖、及び該センス鎖に相補的な塩基配列を有するアンチセンス鎖を有し、且つ前記標的遺伝子の発現を抑制できる2本鎖RNAである。(ii)前記2本鎖RNAには、前記センス鎖及びアンチセンス鎖の少なくとも一方の末端に、直接又はリンカーを介して、1本鎖ポリデオキシアデニンが結合している。(iii)前記多糖と前記1本鎖ポリデオキシアデニンが複合化している。
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