バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

損傷組織の機能的再生促進医薬

2015年02月06日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2013-136055 出願日 : 2013年6月28日
公開番号 : 特許公開2013-227330 公開日 : 2013年11月7日
出願人 : 株式会社ジェノミックス 外1名 発明者 : 玉井 克人 外2名
発明の名称 : 損傷組織の機能的再生促進医薬

【課題】損傷部位に幹細胞を多数動員することにより機能的組織再生を誘導する新たな再生医療の提供。
【解決手段】1)骨髄由来細胞が移植皮膚内に大量に動員され、2)動員された骨髄由来細胞は移植皮膚片内で真皮線維芽細胞、脂肪細胞、筋肉細胞、血管内皮細胞、表皮角化細胞、のいずれにも分化しており、動員された骨髄由来細胞の中に骨髄由来間葉系幹細胞が含まれている、3)骨髄由来間葉系幹細胞を末梢血から植皮片に動員しているのは、移植皮膚の壊死組織から放出されたHMGB1、HMGB2、HMGB3である、4)精製したそれらは、骨髄から分離・培養した間葉系幹細胞の遊走を促進する、5)HMGB1を含む活性物質を皮膚、脳、心臓を含む多数の臓器抽出液から簡便に精製できる、6)骨髄間葉系幹細胞を遊走する活性物質を培養細胞から簡便に抽出できる、7)皮膚抽出液ヘパリンカラム精製画分が脳損傷時に骨髄由来細胞を大量に動員する。特許資料>>astamuse 2003

2-プロピルオクタン酸の問題点を解決した化合物

2015年02月06日 | 創薬 生化学 薬理学

出願番号 : 特許出願2004-193923 出願日 : 2004年6月30日
公開番号 : 特許公開2006-16319 公開日 : 2006年1月19日
出願人 : 小野薬品工業株式会社 発明者 : 中山 孝介
発明の名称 : プロドラッグ

【課題】 2-プロピルオクタン酸の問題点を解決した化合物の提供。
【解決手段】 2-プロピルオクタン酸のプロドラッグを提供する。2-プロピルオクタン酸のプロドラッグ、特に一般式(I)
【化1】


[式中、記号の意味は明細書に記載の通り。]で示される化合物、その塩、そのN-オキシド体、その四級アンモニウム塩またはその溶媒和物等は、2-プロピルオクタン酸と比較して、物性、体内動態(消化管吸収、血中濃度、組織分布等)等が改善されており、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳梗塞等の種々の神経変性疾患等に対する治療価値が高いものであるため、医薬品として有用である。明細書pdf >> かんたん特許検索 2006

20年前開発の飲み薬で心臓回復シート、治験へ

2015年02月06日 | 医療 医薬 健康
 大阪大病院は30日、重い心不全患者の心臓に薬剤シートを貼り、血管や心筋細胞の再生を促す臨床試験(治験)を6月から始めると発表した。

 約20年前に開発されながら発売に至らなかった抗血栓薬が心不全治療に有効と分かり、投与法を工夫して治験につなげた。6年後の薬事承認を目指す。 読売新聞(web版) 2015年01月31日


神経再生促す微粒子=マウスで効果、新薬期待―東大

2015年02月06日 | 医療 医薬 健康
時事通信

 マウスの鼻の粘膜組織に特殊な微粒子を投与し、障害を起こした嗅覚神経の再生を促す効果を確認したと、東京大大学院医学系研究科の位高啓史特任准教授や片岡一則教授らが4日までに、国際的な科学誌ジャーナル・オブ・コントロールド・リリース電子版に発表した。
 この微粒子は「ナノマシン」と呼ばれ、実験では内部に神経の再生を促すたんぱく質を生み出す伝令リボ核酸(RNA)を入れた。鼻の粘膜組織に投与すると微粒子の殻の部分が分解され、内部の伝令RNAが放出される。 Yahoo News.,2015年2月4日

放射線障害にビタミンCが効果…マウスで確認

2015年02月06日 | 医療 医薬 健康

 事故や災害などで高い放射線量に被曝(ひばく)した際に起こる骨髄損傷などの放射線障害について、防衛医大の研究チームは5日、大量のビタミンCを直ちに投与することで大幅に軽減できたとする研究結果を、米科学誌「プロスワン」に発表した。

 高線量の放射線を全身に浴びると、強い酸化作用を持つ活性酸素が細胞内に大量に発生する。活性酸素は細胞膜や遺伝子などを傷つけ、骨髄や腸管などの臓器を損傷させる恐れがある。読売新聞 2015年2月6日

幹細胞を磁石で集め治療、広島大 関節の欠損軟骨修復

2015年02月06日 | 細胞と再生医療
 さまざまな組織になる「幹細胞」の内部に鉄粉を取り込ませ、関節に注入後に体外から当てた磁石で患部に集め、欠損した軟骨を修復する再生医療の手術を広島大病院が6日実施し、発表した。

 内視鏡手術で実施でき、患者の体への負担が少ないのが特長。広島大によると、この手術は世界で初めてという。

 実施したのは、広島大病院整形外科の越智光夫教授のチーム。

 治療では、骨髄から採取した間葉系幹細胞に鉄粉をまぜて培養し、鉄粉を内部に取り込ませた幹細胞を作製。これを患者の関節に注入し、体外から当てた強力な磁石の力で軟骨の欠損部に集め、修復につなげる。 共同通信47news.,2015/02/06

遺伝子組み換え蚊の放出計画に住民抗議、米フロリダ州

2015年02月06日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒


米フロリダ(Florida)州で、遺伝子を組み換えた蚊を自然界に放ってデング熱を媒介する外来種のネッタイシマカを減らす英バイオテクノロジー企業「オキシテック(Oxitec)」の計画に、不安を覚えた地元住民たちが反対運動を展開している。

?オンライン署名募集サイト「Change.org」には、釣りやダイビングの名所として人気のフロリダが「突然変異の虫のための実験場」にされるのを防いで欲しいと規制当局に嘆願する署名運動が立ち上げられ、1月30日までに14万5000人以上が署名した。AFP BB News.,2015年02月03日

アルコール摂取に起因する海馬神経活動の低下の抑制剤

2015年02月06日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願人: 国立大学法人奈良女子大学, ハウス食品株式会社
発明者: 三木 健壽, 柘植 信昭, 濱野 拓也, 恵 千晶

出願 2012-032064 (2012/02/16) 公開 2013-166734 (2013/08/29)

【要約】【課題】アルコール摂取に起因する海馬神経活動の低下を抑制するための手段を提供する。【解決手段】本発明は、クルクミンを有効成分として含有する、アルコール摂取に起因する海馬神経活動の低下の抑制剤に関する。明細書pdf >> かんたん特許検索 2013




3人のDNAから胚作製、英が世界初の承認 遺伝性難病予防へ

2015年02月06日 | からだと遺伝子
英下院は3日、3人のDNAから胚を作る新技術の実用化を認める法案を可決した。これにより英国は、賛否両論を呼んできた同技術を認める世界初の国となった。

 英下院は、3人のDNAを用いて体外受精(IVF)児を誕生させる技術を合法化する法案を382対128の賛成多数で可決した。法案は今月中にも上院(貴族院)を通過する予定で、同技術の運用は来年にも始まる見込みだ。AFP BB News.,2015年02月04日