里菜日記

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2020年を振り返り

2021-01-01 01:01:54 | 囲碁

2020年ももう終わりですね。

今年は大変な一年だったと思います。

でもその中で、対局できる有難さ、喜びを改めて感じました。

紹介したい碁はたくさんありますがその中でも印象に残った碁を少しですがご紹介したいと思います^^

 

 

第七期女流立葵杯挑戦手合第一局 

7月27日

 

鈴木歩七段との対局です。私の白番

 

序盤からずっといい勝負で、ヨセも一手一手難しかったです。

 

現時点半目勝負かもしれません。

 

その中で自分が見ていなかった手が飛び出ました

秒読みの中鈴木七段が打たれた1のふくらみです。

もし2と受けると3がいい手でこの白石があぶないです。

仕方がなく2と守りましたがまた黒5が妙手でした。

見ていなくてここに打たれて一瞬頭が凍りました

秒読みの中打たれた鈴木七段の読みの深さを実感しました。

確か私はまだ残り時間が少しあって幸運にもどちらも凌ぐ手段がありました。

でも黒が得をしていて

この後正しく打たれていたら負けていたのでとても幸運な一局でした。

この対局が終わって、

帰ったらふらふらで食欲もなくなり気持ち悪くなりましたほとんどそうゆうことはないのですが。。

とても印象に残っています

 

次の碁は

新人王戦準決勝  8月3日

佐田篤史七段との対局です。 私の黒番

 

 

今1から切っていた局面です。この時は少し自信がありました。

 

このような図になれば黒の理想形で白がツブレです。

 

そこで白2が佐田七段らしい判断力に優れた冷静な一着でした。

黒7まで白7子は取ることはできましたが、それは白の思惑通りの捨て石

白の厚みが立派で少し打ちにくくなった気がします。

この後も冷静に打ち進められてしまい完敗でした

実力不足を痛感した一局でした

 

次の碁は

上野愛咲美三段との対局です。 私の黒番

博多カマチ杯決勝戦 10月9日

 

どこに打ってくるかなと考えていたらなんと△に打ってきました!!

普通はなかなか打てない手です。

上野さんらしい一着で、打ちたい手を打っているなと感じました

自分もどんどん打ちたい手を打とうと思わされた一着です

 

次の碁は、

呉清源杯世界戦 私の黒番  9月28日

李赫さんとの一局です。

今年はネット碁での対局です。

実戦は1から切っていきましたが重くなってしまいここでさらに流れが悪くなってしまいました。

1と割ってじっくり打つべきでした。

少し打ちにくい形勢ですがまだまだこれからの碁です。

この後相手が見損じして一回だけチャンスがきましたがそれも見落としてしまい、完敗でした

また頑張ります

 

次の碁は

女流本因坊戦挑戦手合第五局  11月25日

上野愛咲美三段との対局です。 私の黒番

序盤から中盤ずっと苦しい形勢でした。

ものすごい勝負所を迎えている局面 

黒△とつけました。この時形勢はわかりませんが、なんとか凌げてると思っていました。

しかし。。

局後に教えて頂きましたが白1からハネ出す手がありました

わかればもちろん簡単ですが、実戦だと黒6くらいの所でヨミをやめて繋がっていると思い込んでしまったのです

両者錯覚していました。

実戦は6と凌ぐことができ、読み切れてなかったですが、この時点では黒半目残る形勢だったかもしれません。

幸運としかいいようがないです。。

 

最後にご紹介するのは

広島アルミ杯決勝  11月22日

孫喆七段との対局です。 私の白番

 

この碁は序盤から細かくなりそうな予感がしていました。

ずっーと難しい局面が続いてヨセも正直なにが正しいのかわからなかったですが、

ワリコミから形を決めていきました

このあたりは早碁なので気合もあるのでよくわかりませんが、

なんとなく勝ちに導けたのではないかと思っています。

実戦はこのようになり、相変わらず細かい形勢です。

ヨセで負けている局面もあったかもしれません。

最後は幸運な結果となりました。

 

男女混合棋戦で優勝できたことは自分でもびっくりで

これからの励みになりました

2020年の囲碁の成績は自分の実力ではいい結果が残せたかもしれません。

ただ先ほど紹介した、佐田さんと李赫さんの碁のように完敗した対局も多く実力不足も痛感しております。

2021年は、もっと強くなれるよう一局一局頑張っていきたいとおもいます

2020年ありがとうございました。。

 

そして現在の時刻

2021年1月1日0時53分。。。(笑)

。。。。

皆様新年明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願い致します