~Ring a Bell~いつもココロにほほえみを♡

「思考は現実化する」「感情を選べる」という真理を赤ちゃんに教わった!

 

取材を終えて 帰宅する途中のことでした

夕方のラッシュに差し掛かる頃

新宿始発の小田急線に乗って
3人掛けシートの前に立って 出発を待っていると
大きなベビーカーが乗り込んできました
 
それは ベビーカーと言うより「乳母車」
台車の上に 藤のバスケットが乗っているタイプ
いかにも存在感があり
大人2人分くらいのスペースを取っています
 
(このタイプのベビーカーでした)
 
 
今時のベビーカーはこんなハイカラなのがあるのね?
これを選ぶなんて ハイソで おしゃれなママだろうな
な〜んて思ってふと見たら
 
化粧っ気もなく どちらかというと自然派な感じの方
そのママは抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしています
そして もう一人の男の子がバスケットの中に
つかまり立ちをしていたから1歳前後かな
 
なるほど 双子だからこのベビーカーね
それにしても ラッシュの時間帯に 
大変そうだな----と思っていたら
 
案の定 ベビーカーの子がぐずりだしてしまいました
ママはその子をなんとか落ち着かせようと
慌ててベビーカーから抱き上げたのです
前に二人の子を抱っこして
必死にあやしていますが ぐずり泣きは収まらず---
 
私は離れたところで様子を見ていたのですが
赤ちゃんの泣き声が大きくなり
イライラし始めた人がいるみたいだなぁ
なんて感じていました
ママは周囲の波立ちをきっと敏感にキャッチするもの
 
ぐずぐず動いて ずり落ちそうになる子を
そのママはもう一つの抱っこ紐で背負うことにしたのです
すぐ隣のおばさまが手を貸し 背負わせてあげてました
 
おお、よかった!
双子のママ すごいなぁ
 
きっと周囲の何人もがそう思ったはず
 
そうこうするうちに梅ヶ丘の駅に到着
突如 アナウンスが入ったのです
「ただいま人身事故が発生したため 全線運転見合わせます」
 
え〜 一刻も早く家に帰り着きたいのに--
 
時間は午後6時を過ぎた頃
そこから10分足らずで 自宅の最寄り駅なのに
なんとタイミングの悪い もう10分早く行動してたら--
そう思ったけれど 起きてしまったことは仕方ない
 
双子のママをふと見ると 
前後でぐずる赤ちゃんを必死であやしています
 
隣のおばさまが 笑顔を赤ちゃんに向けて 
「困ったよねぇ。がんばれ! お母さんもがんばれ!」
と励ましていました(優しいおばさま)
 
私は頭の中で この先の行動をシミュレーション
バスで帰宅する方が早いのか?
いや ここからバス停まで歩くのは面倒だし
だったら 再開するのをのんびり待つか
 
このまま待つ という選択をして
双子の赤ちゃんとママの向いの席に座りました
ぐずる赤ちゃんと目があい「バァ」としてみるけど
知らないおばちゃんには 当然ながら無反応
お腹が空いてるんだろうなぁ
 
 
他の人を見回すと ほとんどの人がスマホを眺めてます
こんなとき 時間を潰すには スマホがあると助かる(笑)
 
私もスマホで家族に「現在立ち往生」とメッセージを送り
持っていた雑誌を読んで過ごすことにしました
 
ふと気づくと さっきまでぐずぐず泣いてた
赤ちゃんの声が聞こえてこない
 
顔をあげたら 二人の赤ちゃんはお食事中
ママのおっぱいにありつけたのです
 
おお 母は強し!
こんな非常事態に 子供を落ち着かせるのは
やっぱり ママのおっぱいです
 
周りの人も 見て見ぬ振りをしているものです
 
(この写真はイメージです。私が出会った赤ちゃんではないので念のため^ ^;)
 
人前で胸をさらけ出すなんて恥ずかしい
という感覚が 授乳中は不思議と薄れるを
かつての私も感じていたなぁ〜
そんなことを思い出しました


おっぱいを飲む赤ちゃんとママ
なんとも平和な空気感が漂う
母子の愛情交流が作り出す独特のオーラがある
とてもピュアなエネルギーといった感じ
それが なんだか車両中に広がったよう
 
イライラしている雰囲気が全く感じられなかったのです
不思議なことに----
 
それはなぜでしょうか?
 
 電車が動かない という不意のアクシデントに
「ちっ  急いでるのに なんてこったい
 お腹も空いてくるし 勘弁してくれぃ」
と反応しがちなところを----
 
私は 自分の周波数のチューニングを選択したわけです
「まあいいかぁ のんびりいくかぁ」というチャンネルに
 
そんな気分だったから
ママと赤ちゃんの平和な風景を目にしたということ
そしてさらに 赤ちゃんを見てるだけで
私の気分はさらに平和になっていく 相乗効果
 
やっぱり赤ちゃんという愛の存在はすごいなぁ
  
 
1時間ほど立ち往生した後
ようやく電車が動き出しました
 
双子ちゃんはママが小さく切って渡してくれた
ふかし芋を手にして モグモグ食べていました
 
やっぱり食べてる時が一番幸せだよね(笑)
もうご機嫌でニコニコの様子に 私もニッコリ
 
 
自宅の最寄駅に到着
降りるとき 双子のママに
「お疲れ様でしたね。気をつけて。
 子育て、頑張ってね」
 そう挨拶して 電車を降りました
 
1時間も長いこと過ごした感覚もなく
清々しい気分だったのが不思議


そう 瞬間瞬間 気分や感情は選べるのだ〜〜
 

『思考は現実化する』
 
自分自身の今現在の思考であり
放っている周波数が
同じ周波数の現実を引き寄せるということ
 
現実は内側を映し出す鏡だと
改めて実感した出来事でした
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