デング熱・・・エボラほどではないにせよ、ときには死に至ることもあるとかで、けっこう注意が必要です。
先日の産経新聞に次の記事が出ていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デング熱 「墓地は蚊対策の盲点」彼岸控え、警戒呼びかけ
産経新聞 2014年9月18日(木)08:06
デング熱の感染拡大を受け、都内自治体などは秋の彼岸を控えた墓地や霊園での警戒を呼びかけている。
花を供えた竹筒、手おけの水など、ボウフラ(幼虫)の生息しやすい場所には、特段の注意が必要だ。
17日までに、代々木公園をはじめ都内で感染したとみられる患者は128人。各区により、公園や児童遊園の雨水マスなどでは蚊の駆除が進んでいるが、
警戒しても蚊に刺されやすいのが墓地や霊園だ。
都の防疫担当者は「墓地は蚊対策の盲点。お参りも大切だが、今秋は感染予防に特に注意してほしい」という。
神社仏閣が多い台東区では、台東保健所が墓参者向けのポスター400枚を制作。寺へ配る準備を進めている。
区内では8月下旬、千葉県松戸市の50代男性が勤務先周辺で蚊に刺され、9月に発症。勤務先は、同区内で数十の寺が集まる地域にあった。
墓地関係者が悩むのは、供花の管理。傷み始めた花と水を取り除かないと、ボウフラが繁殖しやすい水たまりとなる。13日からの3連休も大勢が花を供えた。
しかし、墓地を管理する各地の寺、都の霊園も「墓所の各区画内で、勝手に薬剤を投与できない」(寺院関係者)と、殺虫剤の散布には慎重だ。
中には薬剤がかかると墓石の光沢に影響が出たり、花立てが取り外せないものもあるという。
このため、感染予防は墓所周辺の通路など共有部分で、蚊が好む草むらを刈り取るなどの対策にとどまっている。
都公園課によると、都立霊園8園は13日までに草刈りを済ませた。
豊島区の都立雑司ケ谷霊園管理事務所では、虫よけスプレーを貸し出し中。同園は夏目漱石ら文豪、音楽家など文化人が眠り、散策に訪れる人も多い。
同園関係者は「蚊は空き缶のわずかな水でも繁殖する。使っていない花立ては、伏せておくだけでも効果が高い」と話している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ときどき墓地の見回りに行きます。
傷んだ花は草友会の方々が下げてくれるので安心ですが、花立てはほとんど「埋め込み 落とし」式の花立てなので、新聞記事のように逆さにすることはできません。
そこに蚊が発生したりするのですね。
見回りから帰ってくると、頭が蚊に食われた痕ででボツボツになっているなんてことはよくあります。
以前、保健所がアルミホイルをもってきて「使っていない花立てにはアルミホイルで蓋をしてほしい」と言ってきたことがあったそうです。
5,000近いお墓の花立てひとつひとつにアルミホイルで蓋をする、なんて現実的ではありません。
飾られたばかりの供花を抜いて、というわけにもいきませんし・・・・
花立てもそうですが、それぞれのご家庭のお墓に大きな傘立てのような花瓶が置いてあったり、ワンカップや湯呑が置いてあったりすることがあります。
それらに雨水が溜まれば、ボウフラにとっては絶好の住環境!ということにもなりかねません。今回のお彼岸、お参りのあとにお供えのコップなどの点検もしていただきたいと思います。
ビールやお酒をお供えしたら、お帰りの時にはお酒を捨ててグラスが割れないよう、墓石の横に片付けておくのもお参りの心得のひとつです。
蚊や毒虫等に関しては、虫よけスプレーや長袖を着るなどして、自己防衛した方がよさそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新聞やテレビでは彼岸花が満開、という記事を見かけることが多くなりました。
合掌の郷でも、あちこちに自生(?)している彼岸花があるのですが、咲いている彼岸花の数はまだそう多くはありません。
芙蓉やコスモスが少しずつ咲き始めています。
ゆっくり歩いていると、ちいさな花や実がついた、いろんな秋色の植物に会うことができます。
今日はここまで。