12月の集中坐禅、臘八摂心(ろうはつせっしん)を終えて、今日は成道会の日です。
朝のお勤めの際に、出山の釈迦(お悟りを開いた直後のお釈迦様のお姿)の軸をかけてお参りをしました。
40年前の永平寺修行時にも1週間坐りづめ摂心を行いました。
摂心というと、最後の坐禅の時に脚が痛くてたまらなかったことが想いだされます。
脂汗が流れるほど痛かったなあ・・・
で、倫勝寺でも朝だけ摂心をおこないました。
今年は3日から7日、6時半開始で30分の坐禅を2回。
修行道場の脂汗流れるようなキッチリ坐禅ではありませんが、朝まだ暗い中で坐るのはなかなかよろしいものです。
早くから坐りにくる方もたまにいますので、6時前から坐り始めます。
電灯は消して、蝋燭を灯します。
ほのかに揺れる燭台の灯と影が、心を静めてくれます。
良い時間です。
心を開放しきって、すべてが自分を通りぬけていくようにしていきます。
引っかかりがないように。
それでもふと気づくと何か考えていたり、囚われていたりするものです。
で、また最初からやり直し。
そんなこんなで、あっという間に朝の坐禅は終わってしまいます。
さて、倫勝寺の坐禅会は平成7年9月1日に第1回が行われ、この12月7日の摂心で通算900回となりました。
およそ27年かかって900回です。
ちなみに第1回の参加者は3名でした。
毎月第2、第4火曜日の夜坐、第2日曜日の暁天。7、8月はお盆月なのでお休み。
合わせて月に3回のペースですが、都合で2回になったり1回になったりすることもありますし、
開催日が変更になったりすることもありますが、よく続いたものです。
誰も来なくて住職一人坐禅会なんてこともたまにあったりしますが、
ここまで続けられたのも参加してくださるみなさんのおかげです。
大衆の威神力、の言葉の如く、ひとりではなかなか坐ることも叶いませんが、誰かと一緒だと結構坐れるものです。
ありがたいことです。
1000回までは元気で坐れるように、健康に留意して頑張りましょう。
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ようやくモミジが赤くなりました。やはりちょっと遅いですね。
昨日の夕方、所用でヨコハマへ行きました。
少し時間があったので山下公園やゾウの鼻パークを散策してきました。
ウチも横浜なんですが、ここはヨコハマです。
横浜というと中華街やみなとみらいを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ウチも横浜なんだけど(くどい)。
でも写真撮っていて、やっぱりかっこいいなあ、って思ってしまうのです。
地方出身者からすれば、何度きてもドキドキするような場所なのです。
今日はここまで。