今年のGWは天候に恵まれている。5日までは全国的に晴れるところが多いようだ。自動車道は故郷や行楽地に向かう車で混雑している。道路が混むのが分かっているのに一斉に自動車で移動することもなかろうと思うのだが、子どもの学校も休みのときでないと家族旅行はできないし、新幹線や飛行機を利用すると高くつくから致し方ないのだろう。
車を持たず、どこへ行く予定もない小生は、暖かい春の日差しを浴びて庭仕事をしたり、昼寝を楽しんだりしている。今朝は菜園のホウレンソウと菜の花を茹でてお浸しをつくり、お向かいからいただいた野生のフキを煮て朝食のおかずにした。家内が孫の顔を見に上京したので、目下のところ独り暮らしである。
元々料理も食べるのも好きだから食事の用意は苦にならない。今朝は野菜ばかりでは栄養が偏ると思って、刻みメカブを入れた納豆でたんぱく質を補給することにした。先日観たNHKテレビの「試してがってん」で日本人のお年寄りは、たんぱく質不足による栄養失調が多いと知ったからである。
老人になると牛肉や豚肉よりも魚に嗜好が移る人が多いようだ。脂ぎって噛みにくい獣肉より魚の方が淡白で柔らかく食べやすいからだろう。ところが魚でたんぱく質の必要量を摂取しようとすると、1日に普通の切り身3切れを食べなければならないそうだ。獣肉に比べて水分が多いからだろう。
幸いなことに小生は獣肉、鶏肉、魚肉なんでも好きな上に大豆製品も好物だから「たんぱく質が足りないよ」の心配はない。このごろはまっているのがフライパンで出来る若鶏腿肉のローストである。余分な皮下脂肪を除き塩コショウして味を馴染ませた腿肉を熱したフライパンに皮を下にして入れる。脂が出てジュウジュウ言い出したら弱火にしてアルミホイルを被せ、その上に重しを載せtる。
皮がぴったりフライパンに接するようにするためだから重石は水を入れた鍋でいい。皮がこんがりキツネ色になり、肉の大部分が白っぽくなって火が通った頃合に天地をひっくり返しで焼き上げる。水は全く使わないから皮がパリパリ、肉はジューシー。適度に切って付け合せの野菜と盛り合わせれば立派なメインディッシュになる。