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5月2日(日)若鶏腿肉のロースト

2010-05-02 13:25:01 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)


今年のGWは天候に恵まれている。5日までは全国的に晴れるところが多いようだ。自動車道は故郷や行楽地に向かう車で混雑している。道路が混むのが分かっているのに一斉に自動車で移動することもなかろうと思うのだが、子どもの学校も休みのときでないと家族旅行はできないし、新幹線や飛行機を利用すると高くつくから致し方ないのだろう。

車を持たず、どこへ行く予定もない小生は、暖かい春の日差しを浴びて庭仕事をしたり、昼寝を楽しんだりしている。今朝は菜園のホウレンソウと菜の花を茹でてお浸しをつくり、お向かいからいただいた野生のフキを煮て朝食のおかずにした。家内が孫の顔を見に上京したので、目下のところ独り暮らしである。

元々料理も食べるのも好きだから食事の用意は苦にならない。今朝は野菜ばかりでは栄養が偏ると思って、刻みメカブを入れた納豆でたんぱく質を補給することにした。先日観たNHKテレビの「試してがってん」で日本人のお年寄りは、たんぱく質不足による栄養失調が多いと知ったからである。

老人になると牛肉や豚肉よりも魚に嗜好が移る人が多いようだ。脂ぎって噛みにくい獣肉より魚の方が淡白で柔らかく食べやすいからだろう。ところが魚でたんぱく質の必要量を摂取しようとすると、1日に普通の切り身3切れを食べなければならないそうだ。獣肉に比べて水分が多いからだろう。

幸いなことに小生は獣肉、鶏肉、魚肉なんでも好きな上に大豆製品も好物だから「たんぱく質が足りないよ」の心配はない。このごろはまっているのがフライパンで出来る若鶏腿肉のローストである。余分な皮下脂肪を除き塩コショウして味を馴染ませた腿肉を熱したフライパンに皮を下にして入れる。脂が出てジュウジュウ言い出したら弱火にしてアルミホイルを被せ、その上に重しを載せtる。

皮がぴったりフライパンに接するようにするためだから重石は水を入れた鍋でいい。皮がこんがりキツネ色になり、肉の大部分が白っぽくなって火が通った頃合に天地をひっくり返しで焼き上げる。水は全く使わないから皮がパリパリ、肉はジューシー。適度に切って付け合せの野菜と盛り合わせれば立派なメインディッシュになる。

5月1日(土)芽吹きの季節

2010-05-02 01:02:33 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
5月1日(土)芽吹きの季節

風薫る5月である。「風薫る」は初夏の爽やかな風が吹くことで、俳句の世界では夏の季語である。実際この頃に吹く風は若葉の匂いを運んでくることがある。山菜取りに山に入ったときなど、薫風に包まれて何とも心地よい思いをすることがある。

わが家の庭の落葉樹も芽出しの時期を迎えた。アカシデ、コナラ、サンショウなどが枝先に小さな若葉をつけ日に日に大きくなって行くのが分かる。コナラの若葉は展開し始めると一時期銀緑色に輝く。葉を覆っている白い毛が太陽光を乱反射してそう見えるのだろう。葉が開ききると毛が落ちて輝きを失い濃い緑になる。

サンショウの若葉はもう少しで摘めるようになる。香り高い若葉は日本料理に良く合う。タケノコと新ワカメ、サンショウの芽の取り合わせは絶妙だ。栽培技術の進歩でサンショウの若芽は年中手に入るようになったが、以前は春の一定期間だけ楽しめる季節限定のスパイスだった。

粉山椒、実の佃煮など保存が出来る形で季節の壁を乗り越えようとした先人の努力は大したものだが、新芽を使う前に両手の掌で叩いたときに嗅ぐ独特の香りには遠く及ばない。山椒の香味成分はジペンテン1-シトラールという物質、辛味成分はサンショウオールである。

4月30日(金)庭は春爛漫

2010-04-30 11:44:53 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月30日(金)庭は春爛漫

春が遅い仙台もようやく寒さから解放される気配である。これから来月5日までは好天が続き気温も平年並みか高めになるようだ。わが家の庭も春爛漫の装いになって来た。

今朝ワラビを見つけた。まだ先端が開いていないから出てきたばかりだろう。最初の1本を見つけた周りを探すと他にも出ていた。茹でてアク抜きし昼のおかずにしようと摘んできた。カンゾウの若芽も旨そうである。アイコ(ミヤマイラクサ)、ユリワサビも出てきた。ユリワサビは白い小さな花をつけ始めている。熱湯をかけ密閉容器に入れておくとぴりりと辛い酒の肴になる。ミズ(ウワバミソウ)やシドケ(モミジガサ)も芽生えてきた。

先日居酒屋でアマドコロのお浸しがでた。これも春を告げる山菜の一つである。わが家の庭には近縁のナルコユリが生えていて、これも食用になるが、味はアマドコロに及ばない。アマドコロの方がその名の通り甘味があって旨い。

オオイヌノフグリ、オドリコソウ、ラショウモンカズラ、イカリソウなど春を彩る草花が次々咲き出した。追いかけるようにサクラソウもピンクや黄色の花を開くだろう。エビネはまだ芽が出たばかりである。

菜園は菜の花の真っ盛りだ。できるだけ蕾のうちに摘んで食べているが、夫婦二人では消化しきれずに菜の花畑になるのである。去年の晩秋に種をまいて冬越しさせたサヤエンドウにも花が咲き出した。間もなく収穫できるのが楽しみである。

4月29日(木)情けない「腹案」

2010-04-29 12:19:22 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)


鳩山首相が沖縄・普天間飛行場の移設案を固めた。鹿児島県・徳之島に既にある空港と沖縄県名護市辺野古に新たに建設する桟橋方式滑走路を併用する計画である。これがさも自信ありげに言っていた「腹案」なのか。正直言って聞いて呆れる。

沖縄県民の負担軽減を声高に言い、日米間で合意していた辺野古移設をそのまま実行することはあり得ないと再三言っていたのに、蓋をあけてみたら結局は従前の辺野古移設案に徳之島の飛行場をくっつけた案しか考え付かなかったとは情けない。

しかもこの「腹案」が実現する可能性はきわめて低い。辺野古も徳之島も住民の多くは移設反対で固まっている。それを政府の意思で強行しようとすれば大混乱になりかねない。またアメリカはヘリコプター部隊と地上部隊の分離配置に基本的に反対しているので、米軍の説得も難しい状況にある。

「腹案」は問題の根本的解決には程遠く、言ってみれば外国の基地と言う汚染を拡散させるだけではないのか。そのためにまた税金ががっぽり使われる。先に触れたように沖縄の負担を本当に軽くするためには、アメリカ軍の日本国内駐留を認めている日米安保条約を改定する必要がある。

日米同盟関係から言って安保条約そのものをなくすわけには行かないけれども、米軍施設の配置・規模などを定めている条項を改定することは可能である。沖縄県民の負担をすぐ軽くすることは出来ないにしても、政府が安保条約改定に真正面から取り組むことなしに基地問題の根本的解決はありえないのだ。

現行の日米安保条約を締結してから既に50年経っている。半世紀も経つのに条約そのものが一度も見直されなかったことの方が不思議である。放ったらかしておいた自民党、政権交替した民主党もアメリカに対して安保条約改定交渉を持ちかける勇気がないとすれば情けない話だ。

新しい世界情勢を踏まえたうえで新しい日米安保条約交渉を行い、その過程で沖縄の負担軽減を図るのが本筋だと思う。

4月26日(月)沖縄県民大会

2010-04-26 17:43:43 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月26日(月)沖縄県民大会

米軍普天間基地の県内移設に反対する沖縄県民大会が昨日開かれた。県知事はじめ各自治体の首長、一般住民など約9万人(主催者発表)が集る大集会となり「県内移設を断念し、国外・県外へ移設するよう強く求める」という決議を採択した。

政府が基地の一部機能移設先と考えて水面下の働きかけをしていた徳之島住民も先に移設反対を表明しており、政府はいっそう苦しい立場に追い込まれた。政府が言う5月決着とは一体何を指すのかはっきりしないが、住民の強い反対を押し切ってまで政府案を強行できるものだろうか。

沖縄には日本国内にある米軍基地の75%が集中している。沖縄は1972年5月15日に施政権が返還されるまでアメリカの占領下にあった特殊事情を考えても異常である。本来は沖縄が日本に返還されたときから日本政府は沖縄の米軍基地の整理縮小に取り組むべきだったと思うが、沖縄返還密約に見るとおり、日本政府はアメリカの顔色を窺うばかりで何の手も打たなかった。

ヘリコプターの大学構内への墜落と言う事態を契機に普天間基地移設が検討されたが、それも最初から県内移設しか検討されなかった。そうした政府の態度に対する沖縄県民の鬱積した不満が一気に噴出したのが今回の県民大会だったような気がする。

沖縄県民の負担を軽減するには日本全体の問題として考える必要があることだが、米軍基地はどこも受け入れたくない。そればかりか沖縄の問題はどこか遠い国の問題みたいに関心を持たない国民の方が多い。そればかりではない、アメリカも沖縄から基地を動かしたくないのだ。そこに日米安保条約に基づく基地問題が一筋縄ではいかない難しさがある。

でも安全保障の問題は世界情勢の変化に伴って大きく様変わりすることがある。その様変わりが沖縄の重要性にどのような影響を与えるか分からないけれども、日本政府はなるべく自国が有利になるように機を捕らえて基地縮小に取り組むべきだし、安保条約そのものの改定にも努力すべきだ。基本的にはその過程でしか沖縄県民の負担軽減は出来ないのではないか。