武四郎(吉沢亮)は、母親の南(大竹しのぶ)と暮らす北海道の実家から通える病院なら何科でもいいと、地元総合病院の小児科医になった。そんな武四郎が、勤務先に新設された小児専門の集中治療室PICUへ異動になる。知事の鮫島(菊地凛子)たっての希望により東京から来た植野(安田顕)は、日本各地でPICUの整備を推し進めてきたパイオニア。メンバーは救命医の綿貫(木村文乃)と看護師の羽生(高梨臨)、武四郎の4人で、まず人材集めが課題といえた。そんな中、待機時間が4時間にもなる少女が稚内から搬送されてくる。
「監察医朝顔」のスタッフが再結集した上に、舞台が北海道。都会でも、医師がいない離島でもなく北海道を選んだ上に、日本に少ないPICUをテーマにした作品。安田顕が笑いを禁じ、素晴らしい医師役を演じていますし、若い研修医を演じる吉沢亮が初月9主演、気負うところはないのですが、時々「青天を衝け」の渋沢栄一っぽく聞こえるのは僕だけ?看護師高梨臨は既視感あり、訳あり医師木村文乃は、今のところやや不満かな。稚内の少女の命をめぐる話は、北海道の広さ、救える命を守るドクタージェットの導入、深刻な医師不足に加えて、医師同士の嫉妬や足の引っ張り合い、コミニュケーションの大切さなどをぶちこみ、今の日本の医療現場に対するメッセージが盛り込まれてました。次回以降、どんな展開になるか期待してます。
☆☆☆3/4