今年は史上まれにみる早い梅雨明けと異常な暑さに見舞われているシャロン地方。本日38℃だって。もう笑うしかないです(´;ω;`)ウッ…
今週いっぱいはこんなかな。来週はまともな夏気温になるようです。(ほんとかなぁ(・・?)
今日は解熱鎮痛薬。
市販薬では風邪薬と並んで需要も多く知名度も高いですね。
大きく分けて3種類。
p-アミノフェノール系のアセトアミノフェン、非ステロイド系解熱鎮痛時、漢方薬ってとこですかね。
市販のアセトアミノフェンは代表的なのがタイレノール(アセトアミノフェンのみの内容)。
小さなお子さんから高齢者までが服用できる比較的安全性の高い解熱鎮痛剤です。処方薬では「カロナール」が代表的。
解熱効果が高いので、インフルエンザなどの高熱の際には有効です。ただ炎症を抑える効果は若干弱いため片頭痛などの突然の強い痛みには対応しきれないことが。また、その鎮痛効果を高めるためにアセトアミノフェン+カフェイン+エテンザミドの三種を配合した「ACE処方(三種の頭文字をとって)」というのもあり、比較的効果も高いようです。ノーシンなどが代表的。
ただし、アセトアミノフェンは肝臓に負担がかかりやすいので、普段から酒量の多い方は要注意。また酒類との併用は命取りになる人もあるとかですので、これはやめときましょう。
市販の非ステロイド系解熱鎮痛剤の代表はイブプロフェン(イブなど)とロキプロフェン(ロキソニンなど)、アスピリン(バファリンなど)。いずれも炎症を抑える効果が高いので人気ですね。ただし市販では15歳以上でないと服用できません。
解熱よりは消炎。ただし胃腸障害が非常に起こりやすいので胃腸の弱い方や腎臓への負担も大きいので、腎機能低下の方はやめときましょう。イブプロフェンは効果発現までが若干時間がかかります。なので、各医薬品メーカーが工夫を凝らし、早く吸収されるような剤形にしたり酸化マグネシウムを配合したりしていますので、かなり早く効果がでるようになっていますよ。その点ロキソプロフェンは早く効き始めるのがありがたいところ。第一類医薬品なので薬剤師がいるお店のいる時間でしか購入できませんので、確認の上買いに行ってくださいね。
漢方薬では「芍薬甘草湯」というのがあります。小林製薬の「コムレケア」が知られていますが足のツリばかりでなく生理痛などにも効果があるとされています。先回の漢方薬の風邪薬でも取り上げていますが、漢方薬は配合生薬の種類が少ないほど効果発現が早いとされています。こちらはシャクヤクと甘草の2種類のみ。つったらすぐ服用すると痛みが止まるとさえ・・・。
いずれにせよ、市販薬とはいえリスクが大きい薬剤です。購入、服用の際はマジで薬剤師、登録販売者に聞いた方がいいって! くれぐれも歯が痛くて子供が泣くからと言ってイブやロキソニンなどを飲ませないで上げてくださいね。