好きなことをできる喜び かみしめ日記

夢を叶えるためには、もっと死にもの狂いにならなきゃね。
と自分に言い聞かせている LEEの徒然日記

下弦の月PV

2006-09-07 14:40:38 | 音楽
堂本光一ファンの方々のブログなどをちょこちょこ見させていただいてると、CDTVでチラッと放送されたのをご覧になった皆さんが、悶絶に近い感想を述べてらして、それはそれは楽しませていただいておりました。
自分はと言いますと、正直皆さんほど心を乱されてはおりません。もともとね、彼のビジュアルに惹かれて興味を持ち出したわけじゃないから、その辺は結構冷めてるのかも知れん。でも、めざましを見てて、不意打ちできた時には「おお!」ってなってましたけどね。


で、感想。
「攻撃的やな」「剣心みたい」「実写でゲームキャラになれる」

「剣心みたい」ってのは、「るろうに剣心」ね。
あの、衣装がさ。あと髪型も。めちゃ似合ってるんやけど、はじめに目に入ってきた時にそう思った。から取り敢えず書いてみた。

「実写で・・・」と思ったのは、初めて刀抜くシーンね。なんかちょっとCGで修整してるのか? と思うくらいの現実味のなさ。実際はどうなのかわかりませんが。ほんまにしてるのかな?
恋人からもらったリボンで手と刀結ぶシーンも。一瞬、なんかのゲームのCM見てる気分になった。
あと、部屋で刀抱きかかえて仲間待ってるシーン。
でもこのシーンは、いいですね。
このシーンから、このPVに込められたメッセージが始まると言うか・・・・・。
PVに込められてるもの。ただのストーリーとかビジュアルじゃないよね。
命を奪い合うことの虚しさとか、無意味さ。なのかな? そういうメッセージが、ここから始まる感じ。

「攻撃的やな」と思ったのは、PVだけじゃなくて、堂本光一と言う人に対してなんですけど、これは、初めて思ったことではなく、常々感じていることです。
精神的なあり方とかが、攻撃的な人やな。と、で、それが美しいな。と、思うのです。
で、まあ、そういう人が造ったものであるから、必然的にPVからもそういう感覚を受けてしまったのです。
虚しさとか、無意味さを「静」だけじゃなくて「動」でも表してる。むしろ、「動」での部分の方がいっぱい時間を取ってる。「静」での部分って、さっき、上に書いた、刀を抱きかかえてる所くらいやもんな。
しかし、あれを、的確に表現できるほどの人に成長してたのね。いいですねぇ。
で、問題の「動」の部分ですが、正直、美しくはないんですよね。そこが、いいな。と思うのです。
PVやから、とりあえず、音に合わせて映像作っていけばいいや。と思ってやってたら、ああはならんよな。
殺陣のシーンを美しく描いていないのは、それが美しい行為じゃないからなんやろうな。
広い眼で見ると、虚しくて、意味がなくて、最悪の悪循環であるそれを、美しいものとしたくなかった。とか、なのかな。
でも、主人公はそれを、(その虚しさを)わかっていながらも、やられるだけで終わらせるのでなく、やっちゃうのよね。そこがさ、攻撃的やと思った。で、さらに、その、「虚しさ」だの「無意味」だのっていう、温度の低いメッセージを、行動することで伝える手段をとった彼自身も、やっぱ。攻撃的やな。と思うわけです。ほら、「平和」を表現するのに「戦う人」を用いた時と同じ感じね。


時代考証無視とか、鼻緒が切れるっていうベタなシーンもあったけど、でもやっぱり、良いです。
彼は、人の見せ方を知ってる人なのでしょう。
たとえそれが自分自身でも、客観的に見て、こう見せるのがいちばん。っていうのをしっかり把握してる。だから、見たいと思ってる人たちが最大限に満足できる形を、自分の表現したいもので、提供することができるね。
類稀な才能を持った人です。
彼を知ることができて幸せです。
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