誰かが、どっちかに座ってくれれば二つのベンチを、どっちに座ろうかなんて自由に選べる時間は生まれないないのに。足元に咲いてる小さな花が心を読んできた。その小さな花は、こう言ってきたんだ。僕らは土から出るまでも、出てからも自由に選べないんだ。二つのベンチで迷う君との出会いもそうだけど