るんぺんパリ 【RunPenParis】

詩・詩集・140文字詩・ことばをデザイン・アート・写真・小説・ぺん画

ピント

2025-03-29 16:43:15 | 日記

合っていたのかどうかが
わからない世界で
自由を求めるために
自由じゃなくなった時間に時間をかけて
得るモノはどんどんと増えるけど
減るモノはその自由だったのだ

雨が降れば傘を探し
雨が上がれば
その傘はガラクタのように
集まり湿っては錆びて

誰かが気を使い
その晴れた日に傘を干しては
綺麗に整頓して次の雨には
使いやすいように
整列する

それも傘の生きざまになるだろう
晴れた日は続けばいいが
それだと
カラカラになった
空気がノドに優しくできなくて
ごめんなさいするしかない

ひとつ今日も何かが終わったとしたら
明日はまた何かがはじまる
先が見えた方が楽だろうけど
見えたとして楽な事が待っているわけでは
ないだろう

冷蔵庫のものを食べておいてねと出かけた人
その出かけた先で何を食べているのだろうか
家に残された人は
冷蔵庫のものを食べておく使命
この使命に一人で家にいる事の自由は
ないだろう

近所の神社の桜が咲き始めたころに
いち早く桜に声をかけた自分
それを知ってかどうか
ゆっくりと桜は咲き
つぼみを増やす
それを写真の収めて
誰かに知らせる自分

その知らせた先には
知らない人たちが
どこかの桜の表情を見て
同じように
それを写真に収めて
誰かに知らせる他人

こんな事を何かが起こることで
くりかえされる日々
それに退屈するのは
自分だけではなく
他人もそうだろう

新しい何かを見つけなくてはと探す人も
あらわれる
誰かが見つけてくれるのを見て楽しむ
傍観者は多数いる
簡単に見つけてしまう事は
簡単に飽きられるのか
なんの感情もわかない

しずかに天気は変わってきている
それを感じなくては
感情が遊べない
本当の自分とは他人とは誰かとは
感情でつながる

そこらへんで
桜は咲いているだろう
まだ桜をみていない人も
ちょっと気になる
時が来るだろう

自由は感情が自然な状態なのだろう
怒ったり
泣いたり
さみしくなったり
桜が気になったりと

どんどんと感情が
自由に遊びだす
そんな時間がいっぱいあれば
それは何かがはっきりと
見えて何を求めて行こうか
それが決まりだす時間に

感情は喜んで
また子供のころのように
感情にまかせて遊びだすだろう
そうじゃないかな
どうだろう

まとまったようで
まとまってないのが
そのあのその
なのかな

 

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食パン

2025-03-28 13:20:45 | 日記

「食パン」

 

ああとても長い時間をこれに費やしたんだ
理由はだれでもそうだろうと思うし
そうする事が最良だという事は決まっているからだ
そういえばすぐに自分の思う方へと動いた者もたくさんいた
それは正解であって不正解ともとれる行動に見られる
理由はまわりがそういう雰囲気にしてくるというのが正解だ
時間は無駄ではないが、その時間でいた頃は無駄だと感じた
当時の休憩中に見た景色は好きでない缶コーヒーで
体内はカフェインに侵され
甘味より苦味へ
そして無糖の時間と景色が変わり映えもなく毎日毎日
繰り返し録画された画像のように呼吸をしていた

ああそれにしてこれほど長くこの時間にしがみついていた
しがみつく方が楽であったのだ
簡単にしがみついてられるからそうなったのだ
片手でもしがみつけたときもあったな
もうしがみついてないときもあったけど
それでも気持ちが離れていけなかった
何が起こっていたのだろうか
もんもんと考えれば
もんもんと思い出して夢にまでお風呂にまで
ついてくるではないか
それをごまかしてぼかしてやろうと
アルコールを飲み増やし寝て
寒いからお風呂に入って
またアルコールが体内を遊びだし
ふらふらとしながらやるべき事の歯磨きは
糸ようじまでこなしちゃんと寝る
ああまた何か夢を見ていたのだろうか
あきらかに朝では無さそうな静かな時間の夜に
覚醒してしまい
いろいろと考えだす
なんと無駄な時間を作りだした自分がいた
ぐっすりと朝まで寝ていればいいものを
もう覚醒してしまった静かな夜の時間は
無駄ではあるが消費するしかない
この消費を何度も費やしていくと
カラダはなれてきて
普通の生活習慣として
なんともなくなる
このなんともなくなるとは諦めに入っている
あきらめるとは大人になったことになる
大人とはとてもつまらないもんだな
もう大人をやめた方がいいんじゃないかな
これは誰に言っているのか
たぶん自分であって他人でもある自分に
話かけている人たちが何とも無いようなツラして
自分と同じ時間を美しく過ごしている振りをしているのだろう

ああこれまでの正解は不正解にしてはいけない
そして不正解だった過去を正解にしてはいけない
単純に過ぎた時間は正解であろうが無かろうが
必要だった時間としてこれからも
自分に残っていくだろう
後悔は正解だし
心残りは消せない
今からこれから何度も
この過ぎた時間を辞書のように
分厚く重たくどっしりと見れる場所に
置いていおけば
探さなくてもいいし無くさなくてもいい事になる

ああもうこれ以上考えても
ぐるぐると同じ事を
言っているだけになる
お腹もすいてくるが袋菓子は
何袋食べても満たられない
そこで考えたんだ
8枚切りの食パンが100円以下で売っている
それをいつも切らさないで置く
お腹がすいたら
薄い8枚切りの食パンを香ばしく焦げ目をつける
あとはジャムだ100円以下のマーマレードジャムが
おすすめだ
これが一番だと言うことにやっと気がついた

ああとても長い時間をこれに費やしたんだ
お金がたくさんあるから
沢山の袋菓子を買って食べては
何度もお腹を満たせなくて悩んでいた
時間にして33年も費やした
だけど33年で考えが見つかった
これはよかった
よかった
1992年4月1日から2025年2月28日の時間
この時間は沢山の袋菓子との出会いだった
ありがとう袋菓子たち
ありがとうお菓子たち
ありがとう
そして
これからよろしくお願いいたします
食パン

 

 

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映画「知らないカノジョ」を見た

2025-03-17 16:41:31 | 日記

映画「知らないカノジョ」を見た

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俳句を作って遊ぶカードゲーム「THE kukai」をあひる図書館へ寄贈しました。子供たちが俳句作りを楽しめますように。

2025-03-14 06:42:03 | 日記

俳句を作って遊ぶカードゲーム「THE kukai」をあひる図書館へ寄贈しました。子供たちが俳句作りを楽しめますように。

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絵本「みくちゃんのれんらくちょう」を、あひる図書館に寄贈いたしました。たくさんの方々に読んでもらえますように。

2025-03-13 18:12:51 | 日記

絵本「みくちゃんのれんらくちょう」を、あひる図書館に寄贈いたしました。たくさんの方々に読んでもらえますように。

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