ワッフルの上でくつろいだイチジクのような生活に憧れてるんだ。そう語って来たのは食器棚の中のコーヒーカップの上にバランスよく積まれていたプラスチック製のカップだった。いつも不安定だったそのカップはイチジクという味が思い出せない果実とワッフルという響きで、今日も現実とバランスをとる。