ダースが止まらない

　注目のルーキー、ダースの勢いが止まりません。入団発表の時点から片鱗は見せていましたが、入寮してファイターズ選手としてのスタートを切るとともに、その大物ぶりが次々と明らかになってきました。
　……と、ここまで書いた時点で、カンのいい方はもうお分かりですね。ええ、あくまでもネタ系としての大物ぶりです（＾＾;;）
　とはいえ、最近のダースの話題は量・質ともに新人とは思えないレベルの高さを感じます。せっかくなので、これまでの話題をまとめてみたいと思います。

■　ダースの“弱点”はカレーだった（デイリー・2006年12月6日）

　入団発表でのひとコマ。ダースは父親がインド人ということで、豊平峡温泉から温泉無料とともに北インド料理食べ放題という申し出があったのですが（北海道ニッカン記事）、それに対して出てきた衝撃の告白がコチラ。
　親にも言ってなかったそうですが、そりゃ言えんわなぁ（笑）。ただハヤシライスは好きだそうなので、香辛料が苦手なのかなぁと思ったりもします。
　このほか、北海道ニッカンの記事によれば入団発表では爆笑発言を連発。ネタ系プロ野球ファンの注目を俄然集めるようになりました。
　そして1ヵ月後。ダースは鎌ケ谷勇翔寮に入寮します。他のルーキーたちがプロ選手としての抱負をそれぞれ語る中、ダースが掲げた目標は……

■　日本ハム・ダース100Ｋマラソン挑戦熱望（北海道ニッカン・2007年1月11日9時12分更新）

　本人としては軽い気持ちで言ったのかも知れませんが、その相手が悪かった。早速記事にされただけならまだしも、その記事で「汚名返上のための珍プラン」と書かれ、あげく杉田かおると同列扱い。
　ダースは長時間のジョギングが趣味だそうなので、走ること自体は問題なさそうです。ただ24時間テレビの放送時期はシーズン真っ盛りの夏場なだけに、実際に走るとなれば引退後の話ではないかと思います。
　さて、インドと言えばカレーですが、もう1つ忘れてはならないのが「仏教発祥の地」であること。もちろんダースはここもちゃんと押さえています。

■　日本ハム・ダース“仏陀の教え”で一軍つかむ！「周りへの感謝」（サンスポ・2007年1月12日）

　私は詳しくないのですが、こんな教えがあるんですね。確かにさもありなんという気はします。
　ただこの言葉は自分で調べたのかと思いきや、「大嶺祐太（八重山商工→ロッテ）から聞いた」とのこと。って、最近の話やん（笑）
　そして大嶺についてはこんな話も。

■　大嶺のこと好きです　ダース衝撃の告白！？（スポーツ報知・2007年1月12日6時4分更新）

　「大嶺のことは好きです。あっ、もちろん選手としてですよ」だそうです。普通にしゃべっとけば別に誰も変に思わないのに、後から慌てて付け加えるから、かえって怪しい感じがするわけで（￣▽￣；）
　こんな話題性十分のダースをアジア一のネタ球団ファイターズが放っておくわけがありません。当然PRを考えているわけですが、その方法も当然ずれてます。

■　日本ハムが「ターバン王子」でダースＰＲ（北海道ニッカン・2007年1月13日8時43分更新）

　いやまぁ、確かにインド人といえばターバンというイメージはあるかも知れませんが……
　ちなみに調べてみたら、われわれが想像する「ターバン」は本来イスラームのもので、インドではイスラム教徒やシク教徒が巻くものだそうです（Wikipedia「ターバン」の項）。となると、インドでは意外と一般的ではないのかも知れません。
　また、広い意味での「ターバン」は単に頭に巻いた布を指すとのこと。なので、ターバンは別にインド人や中東の人々に限られたものではないそうですし、日本人が巻いた例もあります。
　そして昨日また新たな話題が。

■　ダース「ＤＡＲＳ」ＣＭに出たい！（スポニチ・2007年1月17日更新）

　まぁ、いつかは出てくる話と思っていたわけですが（笑）

　ちなみに「ＤＡＲＳ」のCMには現在堂本光一が出演中で、販売元の森永製菓は「当社の主力商品と同じ名前というのも何かの縁。頑張ってプロ野球を代表する選手になっていただけたら」というコメントがあったようです。遠回しに断ってますね

　しかしこうして見ると、ダースは別段何を狙っているわけでもないのに、発言が次から次へとネタになるんですよね。記者の求めに対してちゃんと答えた結果がこれなわけで、天然素直なんでしょう。
　もちろんそれだけではなかなか大選手にはなれないと思いますが、あくまでも目標は高く掲げてほしいもの。目指すはこんな大先輩あたりでしょうか。