「スカイマークスタジアム」から「ほっともっとフィールド神戸」となったグリーンスタジアム神戸。
名前は変わっても遠さは変わらないのですが、斎藤佑の投げる試合ぐらいは観ようと、檻猫戦のあった京セラドームからはしごして行ってきました。
関西でパの試合をはしごするのは、私にとっては初めてのこと。ただ、ほんの数年前までは、関西でパの試合が2試合あることなんて普通だったはずなんですよね。
球場前は普段と違い、イーグルスのグッズ販売用テントが。
正面ゲート。名前が変わりました。そして「がんばろう東北」のスローガン。
球場壁面の名称表示も当然変わってます。
スコアボードも変わってます。球数表示もなくなりましたね。ちなみにスコアボードに出ているのがスタメンです。
こちらもスカイマークから変更。
イーグルスの主催試合ということで、クラッチとチーナがもちろん来ています。
で、試合です。鷲先発は先週好投した戸村。
そしてファイターズはご存知斎藤佑が先発です。
レフトスタンドは神戸のFs戦にあるまじき賑わい。いや、球場全体が大賑わいでした。おかげで売店はどこもすごい行列、売り切れも続出で大変でした。
さて、ファイターズは2回に飯山のタイムリーで先制。
さらに岱鋼も続き、2点目が入ります。
ところが、その直後に山のソロ。
さらにルイーズにも打たれ、すぐに同点に追いつかれてしまいます。
一方、先週とはうってかわって不安定な鷲先発の戸村は2イニングであっさり見切られ、3回には早くも佐竹が登板。
その佐竹も打者2人でお役御免となり、続いて川岸が登場します。
川岸に3回、4回と抑えられたファイターズでしたが、5回には先頭打者小谷野のソロで勝ち越し。
この後2アウトとなったものの、中田がヒットで出塁。さらに、なんと盗塁を企て、これが見事に成功。意外な戦術に驚くやら、中田の成長に胸が熱くなるやらです。
この盗塁が効きました。その後大野が内野安打で続くと、飯山がこの日2本目となるタイムリー。ファイターズが再び2点差を得ます。
イーグルスは6回から小山が登板。
一方のファイターズは6回も斎藤佑が続投。ところが、ルイーズのタイムリーで1点を返されます。
そんなさなか、ブルペンを見ると、なんと多田野が投球練習中。再契約から復活の登板はあるのか、期待が高まります。
そして7回。イーグルスのラッキー7です。
1塁内野スタンドには横断幕が。
で、2番手として登場したのは宮西。松井稼に死球を当てたほかは難なく1イニングを抑えます。
そして8回表。ファイターズは連続三振で2アウトとなってから、賢介のヒットと盗塁、岱鋼のタイムリーで1点を追加。
ここでイーグルスは片山を投入し、後続を断ちます。
ファイターズは8回に増井が登板。中軸相手に無失点の好投です。
9回にはもちろん武田久です。
久は難なく三者凡退で勝負あり。終始相手にリードを許さなかったファイターズが試合をものにしました。
ところで、このエントリを書くにあたって、タイトルを「帰去来」としました。
既にお分かりの方も多いでしょうが、これは陶淵明の詩「帰去来辞」の一句「帰去来兮(帰りなんいざ、さあ帰ろうの意)」に由来します。
この言葉を使うことで、疎開先でのホームゲームを終え、(皇子山での試合が残っていますが)本拠地仙台に帰るイーグルスを表現できるかな、という面はあるかも知れません。
(もっとも、この語句が現代日本語に訳される時は、作者の陶淵明の人生を反映して「官職を辞して」という内容が付されることが多く、そうなるといささか適切ではなくなりますが)
ただ、私が本来意図したのは、そういうことではありません。
かつてグリーンスタジアム神戸、ヤフーBBスタジアムと呼ばれたこの球場。当時本拠地としていたのはブルーウェーブでした。
2004年の球団合併で、ブルーウェーブは消滅します。当時のファンの中には、現在のオリックスに流れた人ももちろんいますが、さまざまな理由から、イーグルスに移った人もいます。
そのような人々にとって、かつて本拠としていたはずの神戸のライトスタンド、1塁側内野席は、2005年以降対戦相手のものとなりました。彼らにはどうしようもない理由によって。
イーグルスが神戸でホームゲームを行ったということは、彼らが久しぶりに神戸のライトスタンド、そして1塁側内野席で、自分のチームを応援できる機会ができたことを意味します。
この試合が神戸で開催された理由を考えると、複雑な思いがすることは事実です。
ですが、ライトスタンドを写した画像の中に、6年の空白を経て「故郷」に帰ることができた人がいるであろうことは、関西パファンの1人として記憶しておきたいと思っています。
名前は変わっても遠さは変わらないのですが、斎藤佑の投げる試合ぐらいは観ようと、檻猫戦のあった京セラドームからはしごして行ってきました。
関西でパの試合をはしごするのは、私にとっては初めてのこと。ただ、ほんの数年前までは、関西でパの試合が2試合あることなんて普通だったはずなんですよね。
球場前は普段と違い、イーグルスのグッズ販売用テントが。
正面ゲート。名前が変わりました。そして「がんばろう東北」のスローガン。
球場壁面の名称表示も当然変わってます。
スコアボードも変わってます。球数表示もなくなりましたね。ちなみにスコアボードに出ているのがスタメンです。
こちらもスカイマークから変更。
イーグルスの主催試合ということで、クラッチとチーナがもちろん来ています。
で、試合です。鷲先発は先週好投した戸村。
そしてファイターズはご存知斎藤佑が先発です。
レフトスタンドは神戸のFs戦にあるまじき賑わい。いや、球場全体が大賑わいでした。おかげで売店はどこもすごい行列、売り切れも続出で大変でした。
さて、ファイターズは2回に飯山のタイムリーで先制。
さらに岱鋼も続き、2点目が入ります。
ところが、その直後に山のソロ。
さらにルイーズにも打たれ、すぐに同点に追いつかれてしまいます。
一方、先週とはうってかわって不安定な鷲先発の戸村は2イニングであっさり見切られ、3回には早くも佐竹が登板。
その佐竹も打者2人でお役御免となり、続いて川岸が登場します。
川岸に3回、4回と抑えられたファイターズでしたが、5回には先頭打者小谷野のソロで勝ち越し。
この後2アウトとなったものの、中田がヒットで出塁。さらに、なんと盗塁を企て、これが見事に成功。意外な戦術に驚くやら、中田の成長に胸が熱くなるやらです。
この盗塁が効きました。その後大野が内野安打で続くと、飯山がこの日2本目となるタイムリー。ファイターズが再び2点差を得ます。
イーグルスは6回から小山が登板。
一方のファイターズは6回も斎藤佑が続投。ところが、ルイーズのタイムリーで1点を返されます。
そんなさなか、ブルペンを見ると、なんと多田野が投球練習中。再契約から復活の登板はあるのか、期待が高まります。
そして7回。イーグルスのラッキー7です。
1塁内野スタンドには横断幕が。
で、2番手として登場したのは宮西。松井稼に死球を当てたほかは難なく1イニングを抑えます。
そして8回表。ファイターズは連続三振で2アウトとなってから、賢介のヒットと盗塁、岱鋼のタイムリーで1点を追加。
ここでイーグルスは片山を投入し、後続を断ちます。
ファイターズは8回に増井が登板。中軸相手に無失点の好投です。
9回にはもちろん武田久です。
久は難なく三者凡退で勝負あり。終始相手にリードを許さなかったファイターズが試合をものにしました。
ところで、このエントリを書くにあたって、タイトルを「帰去来」としました。
既にお分かりの方も多いでしょうが、これは陶淵明の詩「帰去来辞」の一句「帰去来兮(帰りなんいざ、さあ帰ろうの意)」に由来します。
この言葉を使うことで、疎開先でのホームゲームを終え、(皇子山での試合が残っていますが)本拠地仙台に帰るイーグルスを表現できるかな、という面はあるかも知れません。
(もっとも、この語句が現代日本語に訳される時は、作者の陶淵明の人生を反映して「官職を辞して」という内容が付されることが多く、そうなるといささか適切ではなくなりますが)
ただ、私が本来意図したのは、そういうことではありません。
かつてグリーンスタジアム神戸、ヤフーBBスタジアムと呼ばれたこの球場。当時本拠地としていたのはブルーウェーブでした。
2004年の球団合併で、ブルーウェーブは消滅します。当時のファンの中には、現在のオリックスに流れた人ももちろんいますが、さまざまな理由から、イーグルスに移った人もいます。
そのような人々にとって、かつて本拠としていたはずの神戸のライトスタンド、1塁側内野席は、2005年以降対戦相手のものとなりました。彼らにはどうしようもない理由によって。
イーグルスが神戸でホームゲームを行ったということは、彼らが久しぶりに神戸のライトスタンド、そして1塁側内野席で、自分のチームを応援できる機会ができたことを意味します。
この試合が神戸で開催された理由を考えると、複雑な思いがすることは事実です。
ですが、ライトスタンドを写した画像の中に、6年の空白を経て「故郷」に帰ることができた人がいるであろうことは、関西パファンの1人として記憶しておきたいと思っています。
自分のブログの本文にも書きましたが、私も行ってて小谷野の一発が飛び込んだすぐ前にいてました。
気持ちよく勝てて良かったです。またあの球場でハム戦が見たいのですが…
しかし、今年は神戸でのハム戦はもう終わってしまったと思うと、残念でなりません。
来年はどうなるんでしょうね……
この3連戦、ライト側に陣取る楽天ファンの友人
「いやあこっち(ライト)にいるのが慣れなくて」
そんな話もしました。
この時期東北はまだまだ寒いでしょうから
こちらで1カード3試合、主宰ゲームをするのも
アイデアではと思ってるのですが・・・・
鷲としては初めてのホームゲームだっただけに、戸惑う方は少なくなかったでしょうね。
>主宰ゲーム
東北のチームとしてのアイデンティティとの整合性をどう保つかがカギでしょうね。
個人的には、巨大地震の被災地どうしをつなぐという根拠はあり得るかと思ってます。